企画・設計のアクセシビリティ指針
優先度2



解説

フォームのように、ユーザーにテキストの入力を求めたり複数の選択肢から項目を選択させたりする操作は、障害を持ったユーザーにとって特に負担が大きく、時間のかかるものです。フォームを用いる場面では、ユーザーの負荷を最小限にするように設計します。

  • 数多くの項目から項目を選択させる場合、情報が一覧できない音声ブラウザなどでは、ユーザーの記憶に頼るため高い負荷がかかります。
  • 音声ブラウザ等では、フォームの注意書きが項目の後に出現すると、ユーザーが気づかないおそれがあります。
  • 入力エラーが発生した際に、一度入力したデータの再入力が必要になると、入力に負担の大きなユーザーにさらに多大な負担をかけることになります。
  • JavaScript等により入力チェックを行う場合、エラーダイアログが表示されると、恐怖感やストレスを感じるユーザーがいます。
    また、JavaScriptをOffにしているユーザーは入力チェックができません。

実例

  • フォームの項目は、必要最小限とします(サービスの利用にあたって本当に必要な情報のみ入力を求めます※)。
  • 入力データの半角または全角への統一、郵便番号や電話番号の書式統一などは、ユーザーに求めず、システム側で処理します。
  • 郵便番号を入力すると、住所入力を度補完するような仕組みを設け、入力の負担を減らすようにします。
  • ユーザーの選択肢が多い場合、テキスト入力欄で代用できないか検討します。代用できない場合は、項目数を明示する、項目をグループ化するなど、わかりやすくします。
  • 入力ミスがあっても、最低限の修正で次に進めるようにします(入力フォームに戻っても入力済み項目が消えないようにする、等)。
  • ユーザーに必然性のないデータ形式の制限は避けるべきですが、やむを得ない場合は必要箇所に分かりやすく制限を記述します。
  • ユーザーがフォームにうまく入力できない時のために、別の手段(電子メール、電話)でも情報のやりとりができるようにします。

※個人情報保護の観点からも、サービスに必要のない情報の収集は避けるようにします。

悪い例:

悪い例の画面イメージ。全角・半角の指定を入力欄の後に表示しています。 全角・半角等の書式統一をユーザーに求め、且つ入力欄の後ろに注意書きを配置しています。


良い例:

良い例の画面イメージ。フォームのラベルをクリックして項目を選択しています。 全角・半角等の書式統一はサーバーで処理するようにし、入力欄の前に注意書きを配置しています。
また、項目にラベルを付けて選択しやすくしています。


当行における特記事項:

インターネットバンキングや資料請求・住宅ローン申込み、ローンシミュレーション等、フォームを用いるページ。



関連するJISの項目

5.3 b (必須)




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