ガイドラインの作成方針



1. 当行の提供するサービスの特徴(社会性、公共性、障害者・高齢者の方々にとっての銀行のWebサービスの価値など)について考慮すること

紙で提供された通帳やATMの利用明細等に(視覚に障害を持つ等の理由で)アクセスできない人でも、インターネットバンキングであれば音声読み上げソフトによってアクセスし、利用することができます。
障害者の方は健常者と比較して、物理的に移動する際にも負担が大きいと考えられます。インターネットでのサービスは、銀行までの移動途中の物理的なバリアを気にしなくて良いため、障害者にとっては、より一層有益であると言えます。
厳しい社会情勢の中で、私たちは皆様の貴重な資産をお預かりし、また皆様のご支援をいただきながら日々の営業活動を行っています。今日、私たちが公開すべき情報の多くがインターネットを通じて公開されています。私たちは、皆様へ公開する義務のある情報については、障害や状態の如何に関わらず情報にアクセスできる必要があると認識しています。

これらの理由からも、私たちのWebサイトは高いWebアクセシビリティを確保することが大変重要であり、本ガイドラインでもその点を考慮しています。


2. 当行のWebサービスの設計・制作・運用の実態にあったものにすること

私たち銀行員はWebサイト制作の専門家ではありません。私たちは、必要に応じてグループ企業を含めた外部の専門家と協力しながらWebサイトを作成・運用していますが、私たち自身がWebアクセシビリティについて理解していなければ、Webアクセシビリティを確保することはできません。

例えば、プレスリリース文を作成する人がWebでの公開を視野に入れていなかった場合、原稿を作成している時点でWebアクセシビリティ上の問題となる点を見落としてしまう場合があります。大規模なWebシステムを開発する場合に関係者全員がアクセシビリティに関する共通認識を持っていなければ、開発終了後はじめてアクセシビリティの確保が大変困難になることがあります。

本ガイドラインは、これまでに私たちがWebサイトを運用してきた経験と制作・運営体制の実態に鑑みて、Webサイトの制作・運用に携わる人たちがそれぞれの役割に応じて理解しやすいものになるよう構成いたしました(※)。

※このため、ガイドラインの各項目において、内容的に殆ど同じ項目が複数箇所に記載されていることがあります。これらの関連性については、「関連するガイドライン」として関連箇所を示すようにしました。


3. 当行の業種・業態、商品における固有の問題に配慮すること

音声読み上げソフトがテキストを読み上げる際には、しばしば専門用語や固有名詞、固有商品名が問題となります。また、銀行のWebサイトでは通貨単位が頻繁に出現するため、音声読み上げソフトの通貨記号等の読み上げ状況にも配慮する必要があります。
ガイドラインの作成にあたっては、W3C (World Wide Web Consortium) のガイドラインやJIS X8341-3(日本工業規格「高齢者・障害者等配慮設計指針−情報機器における機器,ソフトウェア及びサービス−第三部:ウェブコンテンツ」)のような汎用的なガイドラインでは取り上げられない、これら業種・業態・商品における固有の問題にも配慮しました。

これらの点に配慮するため、ガイドラインの中で取り上げる事例については、当行のWebサイトにある事例や当行の提供する情報に準じたものとしました。「悪い例」として取り上げたものの中には、実際にはまだ修正されていないものがありますが、これらについては今後の取り組みの中で順次更新していくよう努めます。


  • 通貨単位等の記号が音声読み上げソフト上で問題となることがある。
  • リアルタイム情報(グラフ、為替、株価情報等)が、システムによって作成した画像やJava アプレットで提供されるケースがある(画像だけが最新のものに更新され、代替テキストが更新されない、等の問題)。
  • 商品の詳細説明やご注意事項の説明の情報量が多く、小さな文字で提供されることが多い。
  • 「モノ」を直接扱わず「お金」を扱うので、商品の説明が複雑で理解しづらく、説明には表や図が用いられることが多い。
  • インターネットバンキングなどでは、お客さまがお客さま自身の情報にアクセスしにいくため、より正確に(且つ安全に)情報を伝える必要がある。
  • インターネットバンキングなどでは、セキュリティが最優先される。
  • 特にインターネットバンキングでは、入力フォームや選択メニュー等を使ったページが多い。
  • 業界固有の言い回しや専門用語が用いられるケースがある。
  • 固有の商品名に英語を使っている場合がある。
  • プレスリリース等がPDFフォーマットで提供されるケースが多い。



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