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SAFE EYE



企業イベントも持続可能性重視へ

 テロなどの脅威が心配されたロンドンオリンピックも無事、日程を終了した。ところで、今回のオリンピック運営が、新たに発行したイベントマネジメントの国際規格「ISO20121」に準じて準備が進められたという事実をご存じだろうか。この規格は、イベント運営における環境影響の管理に加えて、経済的、社会的影響についても管理を求めるもので、イベント産業の持続可能性をサポートするためのマネジメントシステムの展開を狙いとしている。

 具体的には、イベント企画会社などに代表される運営を担う組織に対する適合性認証として用いられるほか、ISO20121に適合することを意図したイベントそのものの設計/計画に対する認証も行われる。

 これまでイベントといえば、多くは企業のマーケティング活動の一翼を担うものであった。また、どちらかというと派手派手しさを強調し、消費活動を鼓舞する演出が行われることが多かった。そこに、環境、社会、経済というトリプルボトムラインの要素を要求するというのであるから興味深い。

 海外では、すでにデンマーク政府がEU首脳会議の開催運営のマネジメントシステムとしてISO20121の最新原案を採用しており、2014年のFIFAワールドカップブラジル大会や2016年のリオデジャネイロオリンピックも、この規格の認証を取得する予定であるという。

 果たして、企業イベントにこの規格の認証取得を求めるケースがどこまで出てくるか。国内外の変化に注目したい。

(株式会社日本総合研究所 足達 英一郎)


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