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eco japan cup 2010

eco japan cup 2010 ビジネス部門 環境ビジネス・ベンチャーオープン受賞者

途上国における環境保全や貧困問題解決に向け、事業を通じて社会貢献に取り組む“社会起業家”とその支援を行う“社会的投資”が注目されている。この潮流を受けて誕生したのが、ARUN,LLC. (アルン合同会社)だ。同社は、途上国の有望な社会起業家を発掘し、日本の個人・企業からの出資金を原資として投資を行う企業である。

アルンのビジネスモデルには2つの特徴がある。その1つは、投資先が中小企業であることだ。一般に、途上国の商業金融機関では高額の物的担保が必要とされ大企業向けの融資しか実施されない。 一方で、個人や家族経営の小規模ビジネスを対象にしたマイクロファイナンス機関は、貸出上限が数万〜数十万円程度と低い。そのため、中小規模の社会的事業は、商業金融と小規模金融のはざまで十 分な資金源を確保できず成長の機会を逃している。アルンは、中小企業への投資を通じて自立した経済の基盤を築き上げることによって、雇用促進、人材育成、環境保全、貧困削減など、途上国が抱えるさまざまな課題の解決に貢献したいと考えている。

 もう1つの特徴は、「参加型の社会的投資プラットフォームの構築」を目指していることだ。投資先には、資金提供だけでなく事業運営に関するアドバイスも行う。また、投資家に対してオンライン上での情 報提供や現地へのスタディツアーなどを実施。投資家と投資先にコミュニケーションの機会を提供することで、投資家自身のノウハウやスキルを投資先への経営・技術支援に生かすことが可能になる。投 資先、投資家、アルンの3者が一体となって投資先のバリューアップに努めるとともに投資資金の回収と収益の確保を図ることを目指している。

 アルンではすでにカンボジアで貧困問題に取り組む社会起業家への投資を実施しているが、今後、太陽光やバイオマスなどのクリーンエネルギー関連事業を対象にした投資を行うことを検討している。 社会的投資という新しい仕組みを通じて、持続可能な社会の実現に貢献する同社の取り組みに期待が高まっている。


受賞者コメント

功能 聡子氏 ARUN,LLC. 代表

当面の目標は10億円規模にファンドを拡大し、国内外の体制を強化することですが、そのためには弊社の仕組みや社会的価値を認めてくださる方々を増やさなくてはいけないと考えています。eco japan cupでの受賞を機に事業の社会的価値をより多くの人に認識していただけたら幸いです。




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