資産運用が必要な理由 その2

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物価が上昇すると、資産価値が目減りする?

私たちに身近な品々。実はこれだけ値上がりしています。以前の何倍ものお金を支払わなければ同じ品物が買えないわけですから、それだけお金の実質的価値は下がっていると言えます。

物価上昇の具体例

小麦粉1kgの価格は、2004年では189円、10年後の2014年では約1.2倍の235円。バター200gの価格は、2004年では320円、10年後の2014年では約1.3倍の408円。果実飲料1.5lの価格は、2004年では125円、10年後の2014年では約1.5倍の191円。電気代(電力量料金1)の価格は、2004年では16.16円、10年後の2014年では約1.2倍の19.37円。タクシー代(初乗運賃)は、2004年では660円、10年後の2014年では約1.1倍の725円。左記出所は、総務省「主要品目の東京都区部小売価格(昭和25年〜平成22年)」、総務省「小売物価統計調査年報(平成26年)」いずれも東京都区部の小売価格

  • 出所:総務省「主要品目の東京都区部小売価格(昭和25年〜平成22年)」
    総務省「小売物価統計調査年報(平成26年)」いずれも東京都区部の小売価格

物価上昇により、お金の実質的価値は目減りする可能性があります。お金を使わなければ額面は減りませんが、実際の価値は物価の変動によって変わることになります。
たとえば、現在の1,000万円も今後物価が上昇していくと、次のように価値が目減りしていきます。

物価上昇率が一定と仮定し、当初の1,000万円が5年後〜20年後にいくらの価値になっているのかを算出

物価上昇率が年0%の場合、5年後、10年後、15年後、20年後すべて1,000万円です。物価上昇率が年1.0%の場合、5年後は951万円、10年後は905万円、15年後は861万円、20年後は819万円。物価上昇率が年3.0%の場合、5年後は862万円、10年後は744万円、15年後は641万円、20年後は553万円。物価上昇率が年5.0%の場合、5年後は783万円、10年後は613万円、15年後は481万円、20年後は376万円。

上記金額は千円単位を切り捨てて表示しております。
例えば、物価上昇率が年5.0%である場合、5年後に現金1,000万円で物を買うとき現在の物価では783万円に相当する物しか買うことができないということを示しています。

身近なモノの価格も、長い目で見ると自分の資産にも影響があるかも知れないのね・・・

ワンポイントアドバイス

物価上昇により、お金の実質的価値は目減りする可能性があります。
現在お持ちのお金を守るためにも、物価上昇を想定して、資産運用を検討してみましょう。

では、参考として金融商品と物価の関係を見てみると、物価上昇(インフレ)と金融商品の値動きはこのように推移してきました。

資産額の推移[1969年12月末から2015年6月末]

資産額の推移

1969年12月末に100円を投資し、2014年6月末まで保有した場合の資産額の推移について示しています。

  • 国内株式は東証一部(現プライム市場)上場株式全銘柄の時価総額加重平均、海外株式はMSCIコクサイ、国内債券はNOMURA-BPI、海外債券は1985年以前はイボットソン・アソシエイツ・ジャパン外国債券ポートフォリオ、1985年以降はシティグループ世界国債(除く日本)、定期預金は銀行定期預金(1年物)、インフレは消費者物価指数です。定期預金は税率20%を控除しています。
    4資産分散は、国内株式・海外株式・国内債券・海外債券に1/4ずつ均等に投資したと仮定しています。
  • 出所:イボットソン・アソシエイツ・ジャパン Copyright © 2015 Ibbotson Associates Japan, Inc.
  • (注)上記のデータ・分析等は過去の一定期間の実績に基づくものであり、将来の投資成果および市場環境の変動などを保証もしくは予想するものではありません。
  • (注)上記のデータはすべて円建てで、配当や利息などのインカム・リターンは再投資されたという前提に立っています。特に断りのない限り、税金やコストは考慮していません。また、実際にこれらの資産クラスやインデックスには直接投資できるわけではありません。

次は【その3】 低金利時代が続くと、預金だけではお金は増えない?

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