ニュースリリース



メキシコ・Petróleos Mexicanosとの温暖化ガス排出削減事業に関する覚書締結について(1/1)


 

平成2437

各 位

株式会社 三井住友銀行

 

メキシコ・Petróleos Mexicanosとの

温暖化ガス排出削減事業に関する覚書締結について

 

株式会社三井住友銀行(頭取:國部 毅)は、平成2436日、メキシコ最大の国営企業であるPetróleos Mexicanos(メキシコ石油公社、以下「Pemex」)と、同社の施設内における二酸化炭素排出量の削減取り組みに関する覚書を締結致しました。

 

メキシコでは電力供給を天然ガスや石油等火力発電に大きく依存していますが、経済成長に伴い電力消費量が増加傾向にあることから、エネルギーコスト上昇の抑制のみならず二酸化炭素排出量の削減といった環境対策の観点からも省エネや再生可能エネルギーの導入等の取り組み強化が喫緊の課題となっています。

 

日本政府は、相手国で実施された日本の環境技術や製品を活用した温暖化ガス排出削減事業を日本の貢献分として評価する「二国間オフセット・クレジット制度」の構築を目指しています。当行は本覚書において、メキシコの主要産業であり、かつ二酸化炭素の排出源である石油産業を担うPemexと、「二国間オフセット・クレジット制度」の将来的な成立を見据えて、日本の環境技術や製品を活用したPemex施設における温暖化ガス排出削減策を検討します。また当行は同時にPemexの同取り組みに対する金融面での支援を検討します。

 

当行では、温暖化ガス排出削減関連ビジネスを含む4つの成長産業分野*について、多面的アプローチを強化し、案件の発掘・組成の段階から幅広く支援を行なうことを目的とする横断組織「成長産業クラスタープロジェクトチーム」を平成227月に設置し、案件化の更なる推進を目指しております。本覚書の締結により、当行は、削減のポテンシャルが高いメキシコでの温暖化ガス排出削減事業における日本企業のビジネス機会の発掘並びに当該事業への金融面での支援を目指して参ります。

 

*「環境」「新エネルギー」「水」「資源」を成長産業クラスターの重点領域としております

 

(参考)Pemexの概要

1938年設立のメキシコ国営の石油公社。世界第四位の原油生産者(2011年実績)。メキシコにおける唯一の原油・天然ガス・精製品生産者。

以 上

 

【本件に関するお問い合わせ先】

広報部 服部 TEL03-4333-3680




ニュースリリーストップへ

このページの先頭へ戻る