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平成21年度新入社員入行式頭取訓辞要旨(1/1)


平成2141

各  位

株式会社 三井住友銀行

 

平成21年度新入社員入行式頭取訓辞要旨

 

本日、三井住友銀行頭取 奥 正之は、平成21年度新入社員入行式において、下記要旨の訓辞を述べました。

1.経営の方向性

未曾有の厳しい環境に直面しているが、当行では、基本にのっとった業務運営を徹底し、守りを固める一方で、「新・中期経営計画―LEAD THE VALUE計画」において、当行のDNAとも言うべき「先進性」、「スピード」、「提案・解決力」という3つの強みを十分に発揮することで、お客さまに付加価値の高いサービスを提供し、価値創造をリードしていく。また、「シームレスな銀行」即ち「一つの銀行、One SMBC」を実現させるべく、不断の努力を続けるとともに、一人ひとりが夫々の立場で徹底して実践することによって「最高の信頼を得られ世界に通じるトップクラスの銀行」を目指す。

 

2.新入社員に心がけてほしいこと3

(1)「基本をしっかり身につけ、その上で独創性を養おう」

金融のプロを目指す上で、まず「基本」をしっかりと習得しなければならず、「物事の底に在る本質を把握する」ことが大切である。ワールド・ベースボール・クラシックで原監督率いる侍ジャパンが優勝できたのも、個々の選手の「基本力の確かさ」とその共通基盤の上に造られた夫々の個性豊かな「応用力の高さ」があったからに他ならない。皆さんにも「基本という地盤」の上に若くて柔軟な「独創性の花」を咲かせるように努力してほしい。

 

(2)「世界地図の中で考え行動しよう」

人・物・お金の流れ、情報の流れが、大きな奔流となって世界を駆け巡っている現在、足元の世界的な金融危機の急速な伝播、拡がりも、このグローバリゼーションと切っても切れない関係にある。皆さんには、世界の動きに敏感であると同時に、世界地図を手許に置いて、「世界地図の中で発想し、行動する」という習慣を身につけてほしい。

 

(3)「自立したプロとしての気概を持ち、臆することなく挑戦し続けよう」

どんな仕事であっても、「自分の仕事である」というオーナーシップの自覚を持ち、基本やルールに忠実に、最後までやり遂げることが大切である。著名な建築家である安藤忠雄氏も、社会人・プロフェッショナルの心構えとして「担当者一人ひとりの『自分がこの仕事をやり遂げるのだ』という自覚と気概」を重要視されている。一人ひとりが個を磨き、自信のある領域を作り、新しいこと、難しいことに臆することなくチャレンジし、プロを目指して力強く成長して頂きたい。

 

.結び

フレッシュで旺盛な行動力、そしてこの難局にも敢然と立ち向かう勇気と、チャレンジングスピリットを一日も早く備えて頂き、「より良い、より強い、より信頼される銀行」そして「最高の信頼を得られ世界に通じる金融グループ」の実現に向けて、一緒に力を合わせて進んで頂きたい。

 

以 上




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