SMBC三井住友銀行トップ > 富良野自然塾 > 1日目
自然塾でいろんな人に講義をしてみて、学校の先生方があまりにも無関心だった事にビックリしてしまったんです。
先生方に全然「環境教育」というものがなされていない。
そこで、教員を育てる教育系大学の学長方に、皆さんのところでやらないと教育がおかしくなってしまう!という話をしたことがキッカケでした。
僕らの仕事は「創作」というんだけれど・・・
「創」という字と「作」という字の違いは、「創」は、自分で考えて作り出す、「作」は前例をもとに作ることだと思うんです。
ある常識(前例)の上に立って、ここから教えますよ!ここから教えればいいんだ!と考えるようになると、自分の考え方も発展しません。
教えるって何なんだろう?教わるって何なんだろうか?ということを、もう一度真剣に考えてほしい!
試行錯誤させる事って、ものすごく大事なことで、ただ一方的に教えられても子供たちの心には何も伝わらないんです。
教師の仕事というのは「知識」を教えるってものと思っていたのですが、倉本塾長の「創」の話を聞いて、そういった授業を自分もやりたいなと思いました。
今の自分の環境に満足してしまって、自分がおかれてる環境が当たり前になってしまうと感謝の気持ちとかも無くなってしまうので、視点を変えて自分の考えの根底をくつがえすというお話は「新しいな!」って感動しました。
「今まで考えてなかった事を、今までとは違う見方で考えてもらう」というのがテーマです。
地球の中での生物としての私たちはどういう位置にいるのか?というところを、俯瞰してみて、一人の人間として見て感じてほしいと思います。
空の下、自然の音や風を感じながら、森が人類に必要不可欠であることを分かりやすく話す。そのことにより、富良野自然塾が取り組む森づくりの『根っこ』を理解してもらう。
目隠しをして様々な素材の上を歩き、視覚を閉ざされた事によって他の感覚が敏感に。環境教育は五感で感じる事から始まる。
草がやわらかいとか、石が痛いとか、当たり前の事なんですけど、普段は分からないことが身近に感じれたし、音も目隠ししてることで繊細に聞こえてくるので楽しかったです。
地面に直に触れて、いろいろ体験していくのはいいことだと思うので、私も子供たちに体験させたいです。
自分の平衡感覚って見えてることで信じきってるけど、目隠しして何がおこるか分からない所を歩いてみると、歩き方が全然変わってきて、真っすぐが分からなくなりました。
わたしは演劇をやっているのですが、生で感じたものを表現したり伝えるっていうのは、いつも暮らしてる場だけではなくて、もっと広い世界があるんだなと感じました。
地球が『奇跡の星』と呼ばれる所以などを、直径1mの地球のオブジェを使いながら分かりやすく解説。星としての地球を知ることが、環境を考えるはじめの一歩。
地球の歴史46億年の時を、460mの距離に置き換えつくった道。インストラクターが解説を加え、それを聞きながら歩き、現在にいたる地球の壮大なドラマを体感することができる。
今まで、(地球の表面を)真っ平らにしたような表現は見た事が無かったので、とても分かりやすかったですし、危機感を感じないと駄目なんだなとも思いました。
人間が生まれてからのわずかな時間で環境問題を起こしてしまったことは、大変ショックなことでしたが、それ以上に地球がここまでくるまでに、こんなにも奇跡があったんだなって事が一番印象に残りました。
環境教育は、21世紀の今後を生きる子供たちにとっての最優先事項です。
未来の先生に伝えることで、先生から生徒へ、そして多くの子供たちへと波及していくことを願っています。
今、地球が直面している温暖化問題や、先進国の裕福さ贅沢さがもたらす食料問題など今ある環境問題の実状を知る。
(世界のどこかで)子供たちが飢餓で死んでる事実と、それなのに自分たちは食べ物を捨ててるという矛盾を子供たちに教えてあげる事が第一だと思いました。
全体的に衝撃で、世界の経済が全部変わらないといけないなと思いました。子供たちには、何か1つを!じゃなくて全部伝えたいです。
日本の食料自給率が40%じゃなかったら、私たちが食料問題を考える機会は、もっと少なかったんだろうなって思いました。
子供たちにも、自分たちがしている(もったいない)行動が誰かに悪い影響を与えてるんだよ!ということを伝えたいです。