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企画
公開日:2022.04.27
プラットフォームとは?活用するメリットやデメリットを解説
プラットフォームは本来、鉄道の駅のホームを表す言葉です。しかし、「ITプラットフォームの構築」「プラットフォームを作り出す」といった文脈で使われる場合は、異なる意味を持ちます。
ここでは、IT業界におけるプラットフォームの意味と、オンラインプラットフォームを活用するメリット・デメリットを解説します。
プラットフォームはソフトウェアなどの基盤となるもの
プラットフォームは、「ITサービスやシステム、ソフトウェアを動かすのに必要な基盤」を意味します。特定のサービスやシステム・ソフトウェアから見て、土台・基盤になるものを指すため、何を起点にするかによって、プラットフォームとなる対象は変わります。
たとえば、アプリケーションソフトのプラットフォームはOSです。OSのプラットフォームはハードウェアとなります。
IT業界におけるプラットフォームの具体例
IT業界でプラットフォームと捉えられるものは、大まかに3つに分けられます。それぞれどんな役割があるのか見ていきましょう。
オペレーションを司る「OS」
パソコンやスマートフォンでアプリを作動させるには、オペレーションを司るシステムであるOSの存在が不可欠です。最近は複数のプラットフォームでも動作する、マルチOS対応のアプリも増えていますが、アプリは基本的に、どのOSで動作するかを想定した上で開発されます。
ウェブ上で提供されるサービスの基盤となる「オンラインプラットフォーム」
オンラインプラットフォームは、ウェブ上で提供されるさまざまなサービスの基盤となっているものを指します。検索エンジンやSNS、ポータルサイト、ECサイト、グルメサイトなどがオンラインプラットフォームに該当します。
BtoCサービスの「コンテンツ配信プラットフォーム」
コンテンツ配信プラットフォームは、オンラインプラットフォームの中でも、BtoC向けのコンテンツ配信サービスを指します。アプリのダウンロード、動画配信、音楽配信、PCゲーム配信などのサービスが挙げられます。
オンラインプラットフォームを活用するメリット
続いては、オンラインプラットフォームを活用するメリットをご紹介します。オンラインプラットフォームをビジネスにおいて活用することで、主に下記の2つのメリットが得られます。
開発費用が抑えられる
自社で一からサービスを構築するには時間と費用がかかりますが、オンラインプラットフォームを活用することで、その時間や費用を軽減できます。
たとえば、自社のECサイトを設ける代わりに有名なショッピング用ポータルサイトに出店する、店舗のウェブサイトを設ける代わりに有名なグルメサイトに充実した情報を掲載するといった手法です。
認知度が高まる可能性がある
オンラインプラットフォームはすでに多くの顧客が利用しているため、自社の製品やサービスが人の目にふれるチャンスも増えます。その分、自社の製品やサービスの認知度が高まる可能性はあるでしょう。
また、知名度の高いECサイトでの買い物は、顧客にとっては「日頃から利用しているお店で買う」感覚なので、購入を決めるハードルが下がることもあります。
オンラインプラットフォームを活用するデメリット
オンラインプラットフォームの活用にはデメリットもあります。代表的なデメリットは下記の2つです。
自社に合わせたカスタマイズができない
オンラインプラットフォームごとに、利用する事業者がカスタマイズできる範囲は決まっています。そのため、必ずしも自社の製品・サービスにとって、一番の見せ方ができるとは限りません。
オンラインプラットフォーム運営者の判断に合わせる必要がある
オンラインプラットフォーム運営者と利用する事業者の力関係は、プラットフォーム運営者のほうが強い立場にあります。プラットフォーム運営者の都合で仕様が変更されたり、従来あったサービスがなくなってしまったりしても、そのプラットフォームを使い続ける限りは、プラットフォーム運営社の判断に従う必要があります。
自社に合ったプラットフォームの活用を
プラットフォームのひとつであるオンラインプラットフォームは、自社に合わせたカスタマイズができないといったデメリットがあります。しかし、「自社独自のサービスを用意する開発費用がかからない」「認知度が高まる」といったメリットはとても大きなものです。オンラインプラットフォームのメリットをうまく利用して、ビジネスの発展に役立ててください。
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