2025.07.16

  • 船場

Olive LOUNGE 船場でつながるイイ関係

この春、御堂筋の南東角にお目見えした[Olive LOUNGE 船場]に、船場界隈で働く3人が早速訪問。三者三様、使い方も色々構想がありそう。徒歩圏内の3人の店を巡りつつ、お話を聞きました。

Olive LOUNGE 船場がオープン

東京・渋谷で初オープンし、その後続々と増えている「銀行っぽくない新しい銀行のカタチ」として何かと話題の[Olive LOUNGE]が、ついに西日本初上陸!「何それ?」という方に簡単に説明しておくと、銀行、カフェ、シェアオフィスの、3つの異なる要素を詰め込んだ全く新しい複合店舗。つまり、カフェのついでに出金や振込、休憩や帰宅前の息抜きに、仕事の打ち合わせに…、とさまざまな目的で利用ができて、誰でも使える自由で便利な場所。関西初の店舗ができたのは、江戸時代から商人の街として知られる船場。店内は、銀行の“わざわざ感”や“せわしなさ”は皆無。壁には、気鋭の若手アーティストによる作品が飾ってあったり、むしろ新しい刺激や発見も!時間に合理的でオトクなことに敏感な大阪の人には、ぴったりな場所ではないかと。船場で働く3人の「こう使いたい!」な目線をヒントに、自分なりの“使い方”を見つけてみては?

【銀行】わざわざ行く場所から身近な場所へ

1Fには個人向け窓口とATM、2Fには法人用窓口を設置。9時〜15時の窓口業務の時間外や土日祝も、無人受付端末によるデジタルでのお手続きやリモートでの相談受付等に対応。共用エリアでは、誰でも予約なしで気軽に参加できる無料のマネーリテラシーに関するセミナーや、トークイベントも開催。「カフェのついでにお金の相談」「銀行の待ち時間にカフェに」と行き来ができる、新しい銀行の形がここに。

【スターバックス】銀行も同居する新しい形

1階のエントランスから左側がすべてスターバックスの店舗。ベンチシートやカウンターなど席の種類も豊富で、Osaka Metro本町駅から徒歩3分という便利なロケーションは、待ち合わせにもぴったり。「オフィス街だから土日祝は意外と穴場かも」という声も。店内には「Oliver's Place」というOliveユーザーのみ利用可能なエリアがあり、混雑時でも優先的に使える。さらにOliveフレキシブルペイでスマホタッチ決済すると、Vポイントがいつでも10%還元!詳しくはOliveのホームページで詳細をチェック。

【SHARE LOUNGE】この便利さ、活用しない手はない!

カフェとして、オフィスとして、バーとして、会員登録不要で60分1,100円から利用できる話題の施設が船場に登場。半個室ブース、カウンター、ボックス席と種類も豊富な全82席。予約制で会議室もあり、SHARE LOUNGE利用者は無料で利用できる。打ち合わせやガッツリ仕事、勉強はもちろん、例えば出勤前のコーヒータイムや、仕事帰りの1時間の軽い晩酌、と使い方いろいろ。何しろ種類が豊富なドリンク類はおかわり自由、アルコールプランには生ビールのサーバーまで!すごいのは飲食だけじゃなく、[梅田 蔦屋書店]のコンシェルジュが選書した多彩なジャンルの本が約600冊もあり、自由に読むことができる。こちらもスマホでOliveフレキシブルペイでスマホタッチ決済すると、Vポイントがいつでも10%還元。

船場界隈で働く3人はOlive LOUNGE 船場をどう使う?使い方を聞いてみた!

中島 徹さん(ヴェネーション株式会社)

商品や店のブランディングからキャラクターデザインまで、幅広く手掛けるヴェネーション株式会社代表。事務所と同じビルのバー[ダック22]と[餃子そして焼味 巣王]は自社経営。

オフィス街と問屋街が混在する船場東エリアに店を構える。シメにラーメンを提供する稀有なバー[ダック22]の新展開は、本格広東料理がナチュラルワインと楽しめる今どきな一軒。料理は医食同源の考えから無化調、減塩が信条。クワイの食感が技ありの餃子はマスト。巣王の餃子6個450円

「打ち合わせに使わせて下さい!」

船場に事務所を移転して4年目。「意外と小さい街なので、食べるのも飲むのも全部ありますよね。うちが経営している中華[巣王]も、上の階がバーなのでハシゴしてくれる人が多いです」。事務所はその同じビルの4階。中島さんの仕事はクライアントの相談から始まり、とにかく打ち合わせが多い。「一日打ち合わせで終わる日もあるぐらい。しかもローンチ前の守秘義務があるから、カフェで打ち合わせは無理で、当然事務所内の小さなブースが取り合いに…」。だから徒歩圏内にある[Olive LOUNGE 船場]に、基本料金だけで使える個室があることにまず反応!「すごく実用的で魅力的。隣に銀行の法人窓口があるのもいいですね。この距離感で銀行とコミュニケーションが取れていたら、仕事上の相談もしやすい。それってメリット大きいんですよ」。さらに3名のアーティストの展示についても、ディレクター目線での意見が。「たとえアートにちょっと興味があっても、ギャラリーは慣れていない人にとっては敷居が高い。こういう気軽に来られる空間に気鋭のアートがあると、理屈抜きで興味を持ってもらえる。個人的にここでキュレーションめっちゃしたいなと思いました」。

福田 誠さん(STRATO ストラト)

[Strato]代表。堀江で創業し、現在の場所に移転して20余年。セレクトショップとしての小売業以外に、企画、デザインから手掛けるメーカーとしての卸業も。

大阪農林会館の3Fにあるセレクトショップを運営。ボーダーカットソーがアイコンのオリジナルブランドmaillotをはじめ、HAVERSACKなど上質な国内ブランドをセレクト。HATSKIやLUCKY SOCKSなど、ここから巣立ったスタッフによるブランドも多数。

「読書にもぴったりの居心地の良さ」

福田さんのお店と事務所があるのは、船場のシンボル的なビルの一つ、大阪農林会館。「今も昔も、船場は目的があって来る人が多い街。アパレルの展示会もこの界隈が多いです。うちはメーカーとしての卸先が海外にもあり、送金や入金確認など、昔から銀行通いは常でした」と、話す福田さん。ネットバンキングの普及もあって、今は銀行に行く回数も減ったものの、当時は待たされるのが当たり前。「まあ、待ち時間も、読書が趣味だから苦ではなかったです」と、振り返る。今も毎日、通勤や休憩時間はがっつり読書に充てている。「近くの喫茶店など、いくつか読書スポットはあるんですが、僕の場合、わりと長時間没頭するので、場所を選ぶ基準は、ずばり”椅子の座り心地“なんです。この[Olive LOUNGE 船場]、どの席も座り心地が良さそうで、半個室もあったり、読書に最高じゃないですか!スタッフには「銀行に行ってくる」って言えば、嘘じゃないですしね!」と、思わぬ名所を見付けたような笑み。さらに扉付きの個室にも注目。「うち、一対一の個別面談が多い会社でして。しかも長い(笑)。いつもは事務所でするんですが、たまに環境変えるのは多いにアリですね」。

坂根 舞さん(トップスタイリスト)

南船場のヘアサロン[LIM]のトップスタイリスト。プライベートでは福島区在住、小学5年生男児の母。サロンではカットを得意とし、撮影などのヘアメイクとしても活躍。

1984年創業、1996年に店名を[LIM hair]とし、南船場4丁目にカフェ併設のサロンをオープン。船場を代表するヘアサロンとして成長する一方で、様々なニーズに応えるサロンを展開。こちらは2021年にオープンした旗艦店。30名を超えるスタッフが在籍する。

「アートを身近に感じられますね」

坂根さんの船場歴はかなり長くて20年以上。「当時からカフェも多い街ですが、この[Olive LOUNGE 船場]みたいに、仕事の打ち合わせもできて、子どもを連れてママ友とゆっくりもできる複合型の場所ってなかったかも」。坂根さんが個人的にいいなと思ったのが、船場センタービルでウォールアートを担当した3名の現代アートが飾られていたり、自由に閲覧できるアートやファッションの専門書が多いこと。「特にアシスタントなど若手スタッフにとっては、アートに触れて感性を磨くことがすごく大事。ハードカバーのアート本や写真集は、購入するとなると高いし、しかもアーティストの原画まで飾られている空間って希少なので、必ずおすすめしておきます」。一方プライベートでは一児の母である坂根さん。「子どもの将来のためのお金のこととか、資産運用にも興味があるけれど、銀行へわざわざ出向いて相談するのは、ハードルが高い。でもこういう場所なら、ママ友とお茶のついでや、仕事の合間など、ちょっと時間あるときに、一度聞いてみようかなってなりますね」。