定年後の収入

収入1退職金退職金の受け取り方が
複数あるって知っていた?

リフォームや旅行資金等、
まとまった出費は退職金からと
計画されている方も多いのではないでしょうか。
まだまだ退職は先、
と思っている方も、
退職金については気になるところ。
ところで、
そもそも退職金の受け取り方は
複数あることをご存知ですか?
受け取り方によって何が違うのか、
どのように受け取ればよいのか
早速見ていきましょう。

Check 1

みんなどれくらい退職金を
受け取っているの?

みんなどれくらい退職金を受け取っているの?

2017年11月 三井住友銀行インターネット調査
(調査会社:クロスマーケティング)

まずは、退職金の金額別の割合を見てみましょう。あるデータによると、退職金の金額で最も割合が多いのは1,000万円〜2,500万円未満(約32%)、僅差で500万円未満(約29%)、次いで2,500万円〜5,000万円未満(約23%)でした。間の500万円〜1,000万円未満(約13%)が少ないという少し意外な結果でしたね。いずれにしても、退職後つづくセカンドライフを考えると大事に管理していかなくてはならないお金です。
また、退職金の受け取り方は3パターンが考えられます。全額を一括で受け取る「退職一時金」、年金のように何年かに分けて受け取る「退職年金」、そして「退職一時金と退職年金の併用」です。どのパターンを選べるかは企業により異なります。

Check 2

退職金の受け取り方で
税負担が変わる!

次に、受け取り方の違いによる、
税負担の違いを見ていきましょう。

■退職金を一括で受け取る「退職一時金」

「退職所得控除」が適用され、所得税が優遇されます。企業に勤めていた期間が長いほど、この退職所得控除額も多くなります。
たとえば、退職金額が2,000万円で30年間勤続した場合、1,500万円が退職所得控除となります。他の所得とは分けて税金計算されるため、税負担がかなり軽減されます。一時金でできるだけ退職金を受け取っておくと、税金の面では有利な場合が一般的です。

■年金払いで受け取る「退職年金」

国民年金や厚生年金等の公的年金と同じ扱いになり、「公的年金等控除額」が適用されます。
たとえば、退職金額が2,000万円で10年間(運用率2%)の年金受け取りの場合、額面上は一時期よりも多く受け取れるように見えます。しかし、控除額は公的年金と退職年金を合わせて65歳未満で年金額130万円未満なら年間70万円、65歳以上で年金額330万円未満なら年間120万円までが非課税となり、一時金に比べて控除額が少なくなります。
また、受け取る年金が多くなると、国民健康保険料、介護保険料、後期高齢者医療保険料の負担が大きくなる可能性もあります。

<退職金の受け取り方>
メリット、デメリットは?

メリットデメリット メリットデメリット

まとめ

  • ・退職金の受け取り方は一時金と企業年金の方法がある
  • ・一般の会社員は一時金だとほぼ税金がかからない場合もあり得る
  • ・退職金は勤続年数にもよるが1,000万円〜2,500万円未満が全体の30%超

あなたの退職金はいくらでしょうか?
退職金金額は企業によって
異なります。
勤続年数によっても違いますので、
お勤め先に確認してみるとよいでしょう!

退職後の運用モデルをチェック

収入2公的年金年金は
60歳から受け取れる!?

公的年金は定年後の
主な収入源といってもよいでしょう。
現行の年金制度では、原則65歳が
受給開始スタートですが、
これを60歳まで開始時期を早める
「繰り上げ受給」、
70歳まで遅らせる
「繰り下げ受給」があります。

「ねんきん定期便」の見方は?

「ねんきん定期便」の見方は?

将来どれくらい年金がもらえるか、
シミュレーションしたことはありますか?
老後のマネープランを
考える核となる、年金。
毎年の誕生月になると届く
「ねんきん定期便」で
確認しておきたいですね。
今回は「ねんきん定期便」見方
をチェックして、
定年後のマネープランに
ついて考えてみましょう!

「ねんきん定期便」から
公的年金の受取額を試算

Check 1

ねんきん定期便の項目

「ねんきん定期便」は国民年金・厚生年金の加入者を対象に、毎年ご自身の誕生月(1日生まれの方は前月)に届く書類です。保険料の納付実績や将来どれくらいの公的年金を受給できるのかの目安等が記載されています。

通常は、下の画像のような圧着はがきが届きます。ただし、節目年齢とされる35歳、45歳、59歳の誕生月にはハガキではなくA4サイズの封筒が届きます。

今回は、はがきタイプの「ねんきん定期便」のチェックポイントをご紹介します。

ねんきん定期便の項目

はがきイメージを見てみると、項目1と、項目2に大きく分かれています。
また、50歳未満と50歳以上の人では様式が異なります。

●50歳未満の方

項目2に、これまでの加入実績に応じた年金の参考受給額が記載されます。ただし、あくまで実績ベースなので、見込みの金額は記載されていません。

●50歳以上の方

項目2に、現在の条件で60歳まで加入しつづけた場合の予定の年金額、つまり見込みの金額が記載されます。

Check 2

ハガキ裏面のアクセスキー

ハガキ裏面のアクセスキー

そして、知っておくと便利なのが、はがきの裏面に記載の「ねんきんネット」です。
(https://www.nenkin.go.jp/n_net/)

登録すれば、年金の加入状況を確認できるだけでなく、今後の加入条件や受給年齢を設定して受給額のシミュレーションもできます。

「ねんきん定期便」裏面に記載されているアクセスキーがあれば、登録も比較的スムーズ。アクセスキーの有効期限は到着後3カ月なので、届いたら忘れないうちに登録しておくのがおすすめです。特に50歳未満の方は、ぜひ「ねんきんネット」で受給額の目安をシミュレーションしてみてくださいね。

年金は65歳受給開始ですが、申請すれば早くからもらうことも遅らせることもできます。

繰り上げ

65歳受給開始の「老齢基礎年金」を60〜64歳の間で受給開始を早くすることができます。ただし、繰上請求をした時点に応じて減額となり、その減額率は生涯変わりません。

繰り下げ

65歳受給開始の「老齢厚生年金」および「老齢基礎年金」を66〜70歳の間で受給開始を遅くすることもできます。その場合、繰下請求をした時点に応じて増額され、その増額率は生涯変わりません。

<年金受給の時期>
メリット、デメリットは?

受給開始年齢 メリット デメリット
繰り上げ受給 60歳まで早められる ・長生きすると得 ・受給額は少なくなる
(1カ月0.5%減額)
繰り下げ受給 70歳まで遅らせられる ・受給額が増える
(1カ月0.7%増)
  • ・長生きしないと損
    (70歳まで遅らせた場合、81歳まで生きないと損)
  • ・受給額が増える分、差し引かれる税金や社会保険料が増える

まとめ

  • ・年金受取は繰り上げ受給、繰り下げ受給ができる
  • ・ねんきん定期便で将来の年金見込み額がわかる

あなたの年金はいくらでしょうか?
今すぐねんきん定期便をチェック!

ねんきん定期便が手元にない方はこちらが便利!
年金試算シミュレーション>

もっと詳しく知りたい方へ

加給年金

ねんきん定期便には書かれていないもので、「加給年金」というものがあります。
これは、被保険者期間が20年以上あり、本人が生計を維持する
65歳未満の配偶者や18歳未満の子どもがいればつく加算の年金で、
上乗せ額は年間約40万円にもなります。
「妻が65歳になるまで」が条件なので、年下の妻の場合のみとなります。

収入3給料定年後のはたらくを考えよう
再雇用?再就職?

定年後も「はたらく」を選択した場合、
現在の会社に再雇用か、あるいは再就職か。
定年後の給料は定年前の6-7割に
なるとみられています。
再就職の場合、仕事内容等によって
賃金はさまざまです。

はたらくを選択61% はたらくを選択61% 2018年9月 三井住友銀行インターネット調査(調査会社:クロス・マーケティング)

2018年9月 三井住友銀行インターネット調査(調査会社:クロス・マーケティング)

定年後の生活について
1日、1週間、1ヵ月をどのように過ごしますか?

実際に最近退職した人に聞いてみました!

定年前と同じ仕事(再雇用)

新卒からずっと通信会社の法人営業をやっていました。
定年退職後は契約社員で同じ仕事をしています。仕事内容は慣れているので同じがいいと思っていました。
退職前は売上目標に追われて心にゆとりがなかった気がしますが、退職後の今は、仕事って自分を成長させられるものだし、社会に貢献しているなと、そう思って仕事ができています。

定年前とは別の仕事

資源関係の会社に勤めていました。60歳で定年退職、65歳までは再雇用で働いていました。給与が半分くらいに減ったので最初は愕然としましたが、65歳以降の生活を考えるための良い時間だったと思います。
完全に退職してからは、現在はシルバー人材センターに登録していて、週2回大学の管理センターで仕事をしています。現役の頃は出張がほとんどだったので、今は孫の顔も見にいける時間があるし、満足しています。

2018年9月三井住友銀行 独自調査より