外国為替情報

主要外国為替相場のお知らせ

公表相場一覧(日次更新)
2025年12月8日(PDF 104KB)

市場・指標速報

前日市況概況及び国内経済指標速報のレポートを掲載します。
(日次更新)2025年12月8日(PDF 302KB)

フォレックス・ウィークリー

アナリスト・グループのレポートを掲載します。
(週次更新)2025年12月5日(PDF 466KB)

マーケット・ベイン(2025年12月8日)

為替ディーラーの相場観一覧

Market Dealer A B C D E F G H I
USD/YEN ++ + ++ + + - + + +
EUR/YEN ++ + + ++ + - + + +
Corporate Dealer A B C D E F G H I
USD/YEN ++ ++ -- - -- -- + ++ +
EUR/YEN ++ ++ -- - -- - + ++ +
Market Dealer USD/YEN EUR/YEN
A ++ ++
B + +
C ++ +
D + ++
E + +
F - -
G + +
H + +
I + +
Corporate Dealer USD/YEN EUR/YEN
A ++ ++
B ++ ++
C -- --
D - -
E -- --
F -- -
G + +
H ++ ++
I + +

表の説明

ディーラーズ・ビュー(2025年12月8日)

東京・NYLNSNGHKのディーラーの見方を直送

東京(主要通貨担当)

先週初、植田総裁が講演にて「12 月会合で利上げの是非を判断したい」と発言したことを受け、12月会合の利上げ織り込みは更に進み、USDJPYは155円台後半から154円台半ばまで下落するも、155円割れでは押し目買いが入り値を戻す展開。その後、ハセット委員長が次期 FRB 議長候補との思惑が強まったことを受けてか、USD売りが優勢に。週後半には「高市政権は日銀12月利上げを容認する姿勢」との報道も重なり、USDJPYは154円台前半まで下落する場面も見られたが、すぐに155円台前半まで反発するなど155円割れは定着せず。その他、週後半に発表されたカナダの雇用統計が市場予想対比で強い結果であったことを受け、CADは他通貨対比アウトパフォームした。 今週は、FOMC会合が予定されている。市場は25bpsの利下げをほぼ完全に織り込んでいる中、2026 年以降の利下げペースや、パウエル議長の会見内容に注目が集まろう。政府閉鎖による影響も不透明な中、FOMC後に主要な経済指標の発表が予定されていることを踏まえると、過度にタカ派スタンスを強調することも難しい局面であると思料。一方、12 月日銀会合での 25bp 利上げもほぼ織り込まれており、JPY買い材料も一旦出尽くし感がある中、USDJPYは方向感なく推移するものと予想する。また、今週はRBA・BOCの政策会合も予定されており、いずれも利下げサイクルの終了が織り込まれている中、利上げサイクルへの転換を示唆するなどタカ派的な発言に注目したい。(東京時間12月8日午前7時までの情報をもとに作成) 予想レンジ:ドル円(円/ドル)153.00-158.00。ユーロ円(円/ユーロ)178.00-183.00。豪ドル円(円/豪ドル)102.00-104.00。(東京 為替トレーディンググループ 林)

東京(エマージング通貨担当)

先週前半、BOJ植田総裁の講演では12月会合での利上げが示唆され、ドル円は円高に推移した。週後半にかけてはエマージング通貨も含め、米金利上昇に伴いドル買いで推移し、大きく方向感の出ない週となった。個別材料ではUSDINRは90の大台を抜け市場最高値を更新。一方RBI(金融政策決定会合)では25bpの金利引き下げが決定され、インフレデータ次第では追加利下げもあり得ることが示唆された。また為替についても価格水準は市場で決定されるとの発言もあり、INR売り優勢の展開が継続している。また、週末にはブラジルのボルソナロ前大統領の長男フラビオ上院議員が来年の大統領選に出馬するとの報道があり、ブラジルレアルが対ドルで3%減価する展開となった。 今週は米FOMCが予定されている。25bpの利下げが市場コンセンサスとなる中、今後の政策金利のパスがマーケットの焦点になるだろう。エマージング関連ではブラジル中銀、フィリピン中銀の金融政策決定会合を控える。ブラジル中銀は1月会合での利下げに向け、そのコミュニケーションには注目が集まる。フィリピン中銀では成長率が4%〜5%に鈍化する可能性が高く、政策金利は25bp引き下げられる見込みである。(東京時間12月8日午前7時までの情報をもとに作成) 予想レンジ:人民元(円/人民元)21.80-22.20。韓国ウォン(ウォン/ドル)1460-1480。(東京 為替トレーディンググループ 丸山)

ニューヨーク

先週のUSDJPYは、今月の日銀利上げ織り込みの高まりを受けて、上値重く推移した。週初、植田日銀総裁が、今月の会合について「利上げの是非について適切に判断したい」と発言したことで、USDJPYは154円台に下落。その後も、「高市政権は日銀12月利上げを容認の姿勢、実施の可能性高める」などの報道が流れ、将来的な政策金利の到達点予想が高まるなかで、USDJPYは売り優勢の展開となった。今週注目の水曜日のFOMCについては、利下げが既に9割以上織り込まれている。もしパウエル議長が将来の利下げに慎重な姿勢を示し、「タカ派的な利下げ」となった場合は、いったんUSDの買い戻しが入るだろう。 (東京時間12月6日午前7時までの情報をもとに作成) 予想レンジ:ドル円(円/ドル)154.00-157.00。(ニューヨーク トレーディンググループ 住友)

ロンドン

先週のユーロドルは、特段の材料なく動意に乏しい展開となった。11月のユーロ圏HICPは前年比2.2%上昇と物価目標付近で推移しており、ECBの見解を変えるほどの内容とはならなかった。ポンドドルは、1.32ドル台前半から1.33ドル台半ばまで上昇。秋季予算案発表以降、財政懸念は一時的に後退し、ポンドに買い戻しの動きがみられた。一方で、労働党の支持率が低下するなど不透明感は依然高い。18日の英中銀政策決定会合では金利引き下げも見込まれており、ポンド買い戻し一巡後は、徐々に上値が重くなると予想。(東京時間11月29午前2時までの情報をもとに作成) 予想レンジ:ユーロドル(ドル/ユーロ)1.1500-1.1750。ポンドドル(ドル/ポンド)1.3150-1.3450。(ロンドン トレーディンググループ 難波)

シンガポール

先週は日銀/植田総裁の講演で12月会合での利上げ議論が示唆され、為替の円安圧力は一服。11下旬のドル円は158円手前まで上昇して以降、緩やかに上げ幅を縮小。また米国サイドではFRBの次期議長にNECのハセット委員長が指名されるという思惑も相まってドルの上値も抑えられた。 アジアではインド中銀が市場予想通り政策金利を5.50%から5.25%へ引き下げた。利下げは25年6月以来となり、政策スタンスは中立で据え置かれた。インフレ見通しの低下が利下げに繋がったと考えられる。 今週はFOMCが最大の注目点となろう。すでに25bpsの利下げは確実視されているが、先々の利下げパスの見通し等のコミュニケーション次第ではマーケットが大きく動く可能性があろう。年末年始の休暇で市場参加者も少なくなっており、流動性の減少からマーケットインパクトが大きくなる可能性については考慮しておきたい。(東京時間12月8日午前7時までの情報をもとに作成) 予想レンジ:SINドル(S$/ドル)1.2900-1.3050。タイバーツ(バーツ/ドル)31.50-33.00。(シンガポール トレーディンググループ 渡瀬)

香港

先週のオフショア人民元は上値重く推移。週前半は弱い米雇用データを受けてドルが売られる展開になると、オフショア人民元は対ドルで7.05元台に一時上昇した。しかし、週後半の人民元基準値が市場予想より元安方向に設定されたことを受けて、元相場の上値が抑えられてドル・オフショア人民元は7.06元台での推移に終始した。 外部要因による影響が大きいとはいえ、先々週からの元高進行が当局に警戒されている可能性が高い。人民元基準値の調整度合いが当面維持されると推測し、ドル・オフショア人民元が7.0の水準を試す機運も一旦後退するとみている。 先週の香港ドルはレンジ推移。流動性が安定しているなか、ドル・香港ドルは今週も7.78〜7.79での推移が続く可能性が高い。(12月8日東京時間午前9時までの情報をもとに作成) 予想レンジ:オフショア人民元(円/元)21.40-22.60。香港ドル(円/H$)19.50-20.50。(香港 トレーディンググループ 孫)

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