平成18年度新入社員入行式頭取訓辞要旨(1/1)


平成1843

各  位

株式会社 三井住友銀行

 

平成18年度新入社員入行式頭取訓辞要旨

 

本日、三井住友銀行頭取 奥 正之 は、平成18年度新入社員入行式において、下記要旨の訓辞を述べました。

 

 

1.       当行は一昨年度決算において不良債権処理問題という大きな課題に終止符を打ち、昨年度からは持続的成長を確たるものとする新しいステージへと歩みを進めている。一方、わが国経済が着実な足取りで成長軌道に乗ってきている中、金融界では、規制緩和が一段と進展してきている。三井住友銀行では、こうした環境の変化を常に新しいビジネスチャンスの到来と前向きに受け止め、伝統の「進取敢為」の精神で積極的にチャレンジしていくとともに、お客さま第一主義、現場直視の姿勢を徹底して、現在の競争優位を更に強化し、他との差別化を図ってきている。この動きを更に確かなものとする為に、本日付で「お客さまを起点とする発想」と「商品・サービスの品質向上」の徹底をキーワードに、大きな組織改革を行っており、当行は平成13年の合併以来の第二のステージを力強く歩み始めたところ。

経済が成熟化する中では、時間の経過とともに必ず「質」が「量」を決める。今後も「お客さまに、より一層価値あるサービスを提供し、お客さまと共に発展する」、「事業の発展を通じて、株主価値の永続的な増大を図る」、そして「勤勉で意欲的な社員が、思う存分にその能力を発揮できる職場を作る」という当行の経営理念に則り、あらゆる点での「質の向上」を図り、持続的な成長を実現していきたい。

 

2.       新入社員に期待すること

(1)「世界地図の中で考えよう」

  交通手段や情報通信の急速な進歩等に伴い、海外で生じた出来事がわが国経済とお客さまのビジネスに伝播する速度が格段に速くなっている。我々が日本地図の上だけで発想していたのでは直ぐに限界が見えてしまう。こうした動きに対して、今迄以上に世界の動きに敏感にならなければならず、常に世界地図の中で発想する習慣をつけて欲しい。

(2)「個性を磨き自分の色を輝かせながらチャレンジしよう」

  三井住友銀行はチームワークを重視する集団であると同時に、個を尊重し、互いが切磋琢磨して成長する場を与える組織。一人一人が個を磨き、自信のある強い領域を作り、これを自身のバックボーンとして自分の色の光を放ちながら物事にチャレンジし、大いに活動の幅を広げて成長していって欲しい。(WBC日本チ−ム優勝の例を引用)

 

3.       結び

金融界は大きな変革の真っ只中。フレッシュで柔軟な発想と、旺盛な行動力、そして難局に立ち向かう勇気とチャレンジ精神で、「当行第二ステージの一期生」として、これからの三井住友銀行を築き上げていただくとともに、自らも大きく成長して欲しい。

 

以  上




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