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鹿島建設株式会社に対する「サステイナビリティ評価」に基づく初のシンジケート・ローンを実施(1/1)


平成2618

各  位

株式会社 三井住友銀行

 

 

鹿島建設株式会社に対する「サステイナビリティ評価」に基づく

初のシンジケート・ローンを実施

 

 株式会社三井住友銀行(頭取:國部 毅)は、鹿島建設株式会社(代表取締役社長:中村 満義)に対し、地域金融機関4行とともに、「SMBCサステイナビリティ評価融資」における「サステイナビリティ評価」に基づくシンジケート・ローンを組成致しました。

 

「SMBCサステイナビリティ評価融資」は、株式会社三井住友銀行と株式会社日本総合研究所(代表取締役社長:藤井 順輔)が作成した独自の評価基準に基づき企業のESG1側面の情報開示とサステイナビリティ2への取組みなどを評価し、評価結果に応じた融資条件の設定を行うとともに、取組みや情報開示の適切さについての現状分析、今後の課題、課題への取組事例などを還元させていただく融資商品です。

 

本件は、鹿島建設株式会社に対して行った「サステイナビリティ評価」の趣旨に賛同頂いた金融機関によって組成されるシンジケート・ローンとなります。

 

今回対象となりました、鹿島建設株式会社に対する評価結果は、「事業活動における取組(気候変動)」、「環境配慮型製品・サービスにおける取組」、「顧客に対する誠実さ」において非常に高い水準であると判断され、サステイナビリティに向けた企業経営において、優れたESG側面の取組と情報開示を実施されているとの評価になりました。

 

特にESG側面の取組では、@施工高当たりCO2排出量原単位について、「2020年に1990年度比30%削減」という中長期目標を設定し、施工現場でのCO2削減活動やバイオディーゼル燃料の活用を進めておられる点、AScope3排出量として、建設資材の製造時のCO2排出量や建物運用時のCO2排出量等を把握しておられる点、B環境ビジョン「トリプルZero2050」を策定し、2050年を目途に低炭素(Zero Carbon)・資源循環(Zero Waste)・自然共生(Zero Impact)の3つの社会の実現を掲げるとともに、その中間点となる2030年の到達点を「ターゲット2030」として設定し、革新的な環境技術開発を具体的に進めておられる点、CBCM(事業継続管理)プラットフォームを増強するなど、災害リスクに備えた復旧体制を整備しておられる点、D鹿島技術研究所において社会や顧客の多様なニーズに応えるための技術開発を推進しておられる点等が高く評価され、情報開示においても良好な開示がなされているとの評価となりました。

 

三井住友銀行では、「SMBCサステイナビリティ評価融資」により、企業のサステイナビリティへの取組みを、金融を通じて支援してまいります。

【トリプルZero2050

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


【シンジケートローンの概要】

アレンジャー:三井住友銀行

エージェント:三井住友銀行

貸出人:三井住友銀行、中国銀行、東邦銀行、鳥取銀行、みちのく銀行

組成金額:170億円

 

 

<ご参考>

※1 ESGとは

ESGとは環境(Environmental)、社会(Social)、企業統治(Corporate Governance)の頭文字を取ったものです。いずれの側面も企業が事業活動を展開するにあたって配慮や責任を求められる重要課題として考えられています。

 

※2 サステイナビリティとは

サステイナビリティ(sustainability)とは、「持続可能性」を意味する英語であり、地球社会から企業活動まで、様々な状況において使用される用語です。一般的に、企業のサステイナビリティというとき、地球環境や社会の持続的な発展に貢献しつつ、その上で自社が社会に認められ長期的に繁栄するために不可欠な企業の取組を指します。

 

以  上

 

                       

このニュースリリースは、投資勧誘を推奨することを目的としたものでは    ありません。

 
 

 

 

 

 

 




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