平成11年9月30日

株式会社さくら銀行
ドイツ銀行グループ


さくら証券株式会社とドイチェ証券会社
東京支店との業務提携について

 さくら証券株式会社(社長 小山光俊)とドイチェ証券会社東京支店(支店長 ジョン・マクファーレン)は内外の債券および株式の引受業務に関する業務提携を行うことで、本日、基本合意をいたしました。本提携は両社の「共同マーケティング」という形で10月より開始の予定です。

尚、共同マーケティングの概要は以下の通りです。

1. 対象業務:
日本の発行体が日本および海外で発行する債券および株式、海外の発行体が日本で発行する債券および株式に関する引受業務、ならびにその周辺業務。

2. 対象顧客:
顧客の了解を前提に、今後両社で選定の予定。当初は対象顧客を絞ってスタートするが段階的に拡大する方針。

3. 共同マーケティングの内容:
対象顧客のファイナンス・ニーズに的確に対応するために、両社でマーケティング戦略を立案し、各々得意とする商品・サービスをもとに共同で提案書を作成、共同訪問も含めたマーケティングを行う。

4. 開始時期:
本年10月より開始の予定。


本提携に関する両グループ・トップのコメント

(1) さくら銀行グループ
「本提携により、さくら証券独自の商品に加え、ドイツ銀行グループの強力な債券・株式の商品開発力やグローバル・ネットワークを使った販売網を利用できるようになる。我々の力を相互補完的に増幅させることで、お互いの顧客のファイナンス・ニーズへの対応力を強化できることを喜ばしく思っている。」(さくら銀行 頭取 岡田明重)

(2) ドイツ銀行グループ
「日本におけるドイツ銀行グループの戦略は、既に複数の金融機関との間で実施しているように、合弁事業、業務提携を通じて、当社の優れた商品力を発揮するために必要な顧客基盤を構築することにある。さくら証券との共同マーケティング契約により、債券、株式の引受業務をさくら銀行グループの顧客を対象に展開することが可能になる。特に日本の発行体が内外での資金調達を行うに際して、この提携が強力な連携プレーを発揮することを期待している。」(ドイツ銀行 頭取 ロルフ・E・ブロイヤー)


会社概要

(1) さくら銀行グループ
さくら銀行は三井グループを始めとする大企業とのリレーション、日本最大の有人店舗網(平成11年3月末現在、469店舗)を活かした中小企業との強固な取引基盤、1500万の個人口座を有する日本のトップバンクの一つです。証券業務や資産運用業務を戦略子会社であるさくら証券およびさくら投信投資顧問の二社で行っており、約300人のスタッフでカバーしています。さくら銀行の100%子会社であるさくら証券は事業債の引受分野で確固たるプレゼンスを築いています(98年度普通社債引受実績、174件/5,099億円)。

(2) ドイツ銀行グループ
ドイツ銀行はヨーロッパ地区のリーディングバンクであると同時に世界最大級の銀行の一つです。アジア太平洋地区では16ヶ国に6000人のスタッフを擁しております。日本における拠点では投資銀行業務やコーポレート・ファイナンス、資産運用業務をドイチェ証券東京支店、ドイツ銀行東京支店、ドイチェ・アセットマネジメントでカバーしており、トータルで約1000人のスタッフを抱えております。ドイチェ証券東京支店はドイツ銀行グループの日本における投資銀行業務の拠点です。


 ご留意いただきたい点


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