SDGsグリーン/ソーシャル/サステナビリティローンプロジェクト紹介

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株式会社エノモト

プロジェクト概要

エノモトは、リードフレームやコネクタ用部品等の精密部品を製造販売しています。

創業以来、半世紀にわたりものづくり一筋に取り組んでおり、確立した技術を土台に、そのさらなる深掘りに取り組むとともに、それら技術の異業種での展開、さらに新しい技術領域での事業展開にも果敢に挑戦し、新たな時代を切り拓いていきます。

当社では、現在水素社会に向けた「やまなし水素・燃料電池バレー」の実現に向けて、山梨県、山梨大学とともに、産官学一体となって水素燃料電池の研究開発に取り組んでいます。

このたび、環境に配慮した水素燃料電池の更なる普及に向け、主要部品である「ガス拡散層一体型セパレータ」の研究開発及び製造ラインの確立に向けた資金をSDGsグリーンローンで調達しました。

プロジェクトの社会的意義

様々な環境課題が取り沙汰される中、環境負荷低減、エネルギーセキュリティの確保、新規産業創出等、課題の解決の方策として、水素社会の実現が期待されています。
水素燃料電池の市場の拡大が見込まれていますが、普及に向けては燃料電池の低コスト化が必要です。
当社では、培った技術を活かし、水素燃料電池におけるコスト比重の大きいセパレータ及びガス拡散層を一体化することで、全体コストの低下及び性能の向上に貢献します。

評価結果

今回の借入金調達において、株式会社日本総合研究所よりセカンドパーティ・オピニオンを取得しております。

今後の取り組み方について

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政府方針として、日本再興戦略 改訂2016(平成28年6月2日閣議決定)において「(燃料電池自動車は)2030年までに80万台程度の普及を目指す。これらの目標の達成に向け、初期需要の創出を図り、自立的な市場を早期に確立するとともに、普及に不可欠な充電器や水素ステーションの整備を進める。」と明言されています。

一般的に燃料電池自動車(FCV)は航続距離や燃料補給の利便性において電気自動車に対する優位性を保持していますが、費用面においては劣るとされています。その中でも固体高分子形燃料電池のガス拡散層とセパレータは現時点、スタックコストの1/3以上を占めますが、その比率は2030年の量産段階においては更なる割合の増加が予想されており、より安価で高性能な部品の開発が求められています。

当社は実用化に向けた量産技術の確立や製造コスト削減を行い、燃料電池自動車・家庭用燃料電池への参入を目指すとともに、水素エネルギー社会の一日も早い早期実現に向けて貢献して参ります。

お客さまの声

燃料電池市場は将来拡大することが見込まれており、最終的な目標は燃料電池自動車(FCV)のセパレータの製造・販売でありますが、当社は山梨県からは燃料電池業界へのアプローチ、山梨大学からは技術的なアドバイスを頂くことで、効率的な開発を行うことができる環境にあり、企業独自での開発に対するアドバンテージを持っております。

当社が共同開発に成功した「ガス拡散層一体型セパレータ」は低価格、薄膜化を実現できる新構造であり、すでに業界各社からご注目を頂いております。

水素供給システム(製造・輸送・貯蔵)の確立や、インフラ整備などいくつもの課題を解決しなければ水素社会の普及は進みませんが、ユーザー様のニーズに一つずつ対応することで製品の特性の向上を行い、商品化に向けた開発を着実に進めて参ります。