グリーン/ソーシャル/サステナビリティローンプロジェクト紹介

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みらかホールディングス株式会社

※みらかホールディングスは、2020年7月1日付でH.U.グループホールディングスへ商号変更の予定です。

新セントラルラボラトリー 完成イメージ

プロジェクト概要

みらかグループは、臨床検査の受託サービス、臨床検査薬の開発・製造、手術用具の滅菌サービスなど、臨床検査を中心としたサービスや製品を医療機関に対し幅広く提供しています。

日本の医療を取り巻く環境は急速に変化しており、特に品質を向上・維持しつつ医療費を抑制することは社会課題となっています。このような事業環境の変化を踏まえ、当社はグループの中核施設となる「新セントラルラボラトリー」の建設(あきる野プロジェクト)を進めています。
「新セントラルラボラトリー」は、「検査ラボ棟」「R&D棟」「管理・厚生施設」で構成され、検査品質・スピードの向上とコスト低減を両立すべく徹底的に自動化を追求しています。また、災害時にも検査の継続が可能となるような様々な対策が施されます。

このたび、「新セントラルラボラトリー」における検査機器やITシステムの導入、及び検査の質の向上と革新的な技術開発に向けた研究開発のための資金をソーシャルファイナンスとして調達しました。

プロジェクトの社会的意義

日本社会は、少子高齢化を主要因として検査を含む社会保障費(医療費)の抑制が社会課題となる一方、ITを含む技術の進歩による先端的医療・検査の導入が求められています。また、総合的に医療費全体の効率性を追求するとの観点から、未病段階での対応や健診の充実、地域医療の充実など、様々な課題を抱えています。
災害が頻発する昨今では、地震等の災害発生時も検査を止めることなく事業を継続することもみらかグループの社会的使命です。
さらに、医療や関連技術の進歩に伴い、個別化医療や再生医療等の先端的な医療に応えるため、革新的な検査の開発及び導入も求められています。

当社の新セントラルラボラトリーは、全自動ラボの実現、AI及びロボティクスの導入に伴う省人化を通じて、品質を向上しつつ、検査コストを低減する画期的な施設となります。また全面的に免震・耐震構造を採用することで、災害時にも止まらない検査施設の実現を目指します。
あきる野プロジェクトを通じて研究開発をさらに推進し、医療の進歩に貢献する先端的医療の多様化と実装とともに、これらを適切にかつより高品質・安価に提供できる技術及び産業基盤の確立を目指します。

評価結果

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今回の借入金調達において、株式会社格付投資情報センター(R&I)より、セカンドオピニオンを取得しています。

今後の取り組み方について

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日本では少子高齢化を主要因として社会保障財政が厳しくなることが見込まれ、医療を取り巻く環境はますます厳しさを増していくものと想定されます。
そのようななかでサステナブルな成長を目指すために、みらかグループは、医療領域における市場変化に確実に対応し、技術の発展を取りこむと同時に、グループのドメインを公的医療制度の範囲内から、新たな領域へ拡大していきます。
これまで培ってきた検査技術やノウハウを最大限活用することにより、臨床検査だけでなく、広く検査という観点で総合検査会社を目指します。また、新たに、ウェルネス・未病という新領域への進出や、中国を中心としたアジア圏での地理的拡大を目指します。

また、みらかグループは、事業活動を通じてCSR(企業の社会的責任)活動に取り組んでいます。2019年3月には国連が提唱するグローバルコンパクトに署名し、参加企業として登録されました。
今後も、ESG(環境・社会・ガバナンス)やSDGs(持続可能な開発目標)へより積極的に取り組み、持続可能な社会の発展に貢献してまいります。

新セントラルラボラトリー 完成イメージ

中庭 完成イメージ

ラボ棟 完成イメージ