グリーン/ソーシャル/サステナビリティローンプロジェクト紹介

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イオンリート投資法人

プロジェクト概要

本投資法人は2013年11月22日に上場以来、「地域社会の生活インフラ資産」への投資を通じて、サステナビリティへの取組みを積極的に行ってきました。

本投資法人は太陽光パネルの設置や壁面緑化等がなされ環境に配慮した施設や、地域の雇用を創出していたり、公共施設をテナントとして備えていたりと地域社会の発展に貢献している施設を保有しており、今後も同様の物件に積極的に投資していきます。

また、本投資法人は環境問題・社会的課題の解決を経営の重要課題と捉え、積極的にこれらの課題解決に取り組んでいます。

今般、こうした取組みの一環として2021年8月4日に取得したイオンモール新小松(DBJ Green Building認証取得済物件)のリファイナンス資金としてサステナビリティローンを調達しました。

プロジェクトの社会的意義

本投資法人が制定しているサステナビリティ・ファイナンスフレームワークに基づき調達された資金は以下の適格クライテリアを満たす資産の取得資金または同資金のリファイナンス資金に充当するものと定めています。

【グリーン・サステナビリティファイナンス共通】
以下の外部評価のうちいずれかを取得していること

  • DBJ Green Building 認証における 3つ星、4つ星、もしくは 5つ星
  • CASBEE不動産評価認証における B+ランク、Aランク、もしくは Sランク
  • BELS 認証における 3つ星、4つ星、もしくは 5つ星
  • LEED 認証における Silver、Gold または Platinum
  • 上記認証以外の第三者認証

【サステナビリティファイナンスのみ】
以下の要素の内2つ以上を満たしていること

  • (a)地域の雇用を充分に創出している施設
  • (b)自治体と防災協定を結んでおり、災害時に必要な物資、避難場所を供給できる施設
  • (c)保育施設または医療施設がテナントとして入居し、地域の人々の健康で文化的な生活に資する施設
  • (d)郵便局等の公共的テナントを有し、地域の生活インフラとなる施設(e)バリアフリー、ジェンダーフリーな設備の提供された施設

今回のファイナンスの対象となる資金は上記の適格クライテリアを満たすイオンモール新小松(石川県小松市)の取得資金のリファイナンス資金に充当されます。
イオンモール新小松は大規模窓面からの採光、バックヤード照明への人感センサーの設置、共用部照明のLED化、節水型の水栓及び便器の設置等により、施設の省エネ・省資源を促進している等のグリーン性が評価され、DBJ Green Building認証において最高評価である5つ星を取得しております。また、地域の雇用を大きく創出することや、有事の際の防災拠点としての機能を果たすことができるようにソーシャル性も併せ持ち、「地域社会の生活インフラ資産」として地域社会の発展に貢献しております。
本投資法人は今後も環境改善効果が高く、地域社会の課題解決に資する資産を取得し、ESGファイナンスに積極的に取り組むことで、ESG 投資に積極的な投資家層の拡大による資金調達手段の拡充及び投資法債・サステナビリティボンド市場を含むサステナビリティファイナンスの発展につなげ、環境・社会課題の解決に貢献していきます。

評価結果

今後の取り組み方について

イオングループでは、持続可能な社会の発展に向けたグループ全体の方針である「イオンサステナビリティ基本方針」のもと、環境面では、「脱炭素社会の実現」、「生物多様性の保全」、「資源循環の促進」、社会面では、「社会の期待に応える商品・店舗づくり」、「人権を尊重した事業活動の実践」、「コミュニティとの協働」を重点課題に設定し、各課題への対応を進めることで、サステナブル経営を推進しています。
本投資法人は、「商業施設等への投資を通じて人々の豊かな生活の実現と地域社会へ貢献すること」を基本理念とし、「地域社会の生活インフラ資産」への投資を通じて中長期にわたる安定した収益の確保を目指しています。
本投資法人が資産の運用を委託する資産運用会社であるイオン・リートマネジメント株式会社は、こうした理念や目標を実現するため、引き続き、イオングループと連携して、業務全般におけるESGへの配慮と、そのためのステークホルダーとの協働を図ってまいります。

お客さまの声

イオングループでは、持続可能な社会の発展に向けたグループ全体の方針である「イオン サステナビリティ基本方針」のもと、環境面では、「脱炭素社会の実現」、「生物多様性の保全」、「資源循環の促進」、社会面では、「社会の期待に応える商品・店舗づくり」、「人権を尊重した事業活動の実践」、「コミュニティとの協働」、ガバナンス面では「コーポレートガバナンスの強化」、「コンプライアンス・リスクマネジメントの徹底」を重点課題に設定し、各課題への対応を進めることで、サステナブル経営を推進しています。

本投資法人においても、こうした理念や目標を実現するためには、業務全般におけるESGへの配慮と、そのためのステークホルダーとの協働が重要であると考え、サステナブル経営を推進しています。

2021年にはマテリアリティ(重要課題)を特定し、ESGにおいて優先的に取り組むテーマを設定しました。今後も投資法人、資産運用会社一体となってこうした課題に取り組んでいきたいと考えております。