グリーン/ソーシャル/サステナビリティローンプロジェクト紹介

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ケネディクス・プライベート投資法人

プロジェクト概要

本投資法人は、ケネディクス株式会社の100%子会社であるケネディクス不動産投資顧問株式会社(以下、「本資産運用会社」)を資産運用会社とし、2013年に設立され、2014年に運用を開始した総合型の私募REITです。オフィスビルを中心に、物流施設、商業施設、住宅等の多様なアセットクラスに投資・運用し、2022年9月30日現在で保有物件は19物件、資産規模は1,428億円に上ります。

本投資法人は、不動産の投資運用における環境、社会、ガバナンス(ESG)配慮の重要性を認識し、企業の社会的責任として持続可能な社会の実現を目指してサステナビリティの向上に取り組むことを重要な経営課題と位置付けています。

今般、本投資法人のサステナビリティへの取組みを一層強化するため、環境認証取得済み物件を取得した際に調達した資金のリファイナンスを目的としてグリーンローンを調達いたしました。

プロジェクトの社会的意義

本投資法人が制定しているグリーンファイナンス・フレームワークではグリーンローンで調達された資金は、以下の適格クライテリアを満たすグリーン適格資産の取得資金、もしくは同取得資金のリファイナンスに充当するものと定め、適格クライテリアを①DBJ Green Building認証における3つ星以上、②CASBEE不動産評価認証におけるB+ランク以上、③BELS評価における3つ星以上のいずれかを取得済もしくは今後取得予定の物件と定めております。

今回リファイナンスの対象となる資金は、上述の適格クライテリアを満たす「KDX豊洲グランスクエア」を取得した際の資金です。当該施設では、照度制御システムの導入や施設の緑化、シェアサイクルの設置、無料シャトルバスの運行等の環境・テナント等への取組みが評価され、DBJ Green Building認証において4つ星を取得しています。
本投資法人は、保有物件の環境性能の向上等に取り組むことがテナント様の満足度及びESG意識の向上にも繋がると考えています。

また、サステナビリティ向上に資する取組みを通じて、持続可能な社会の実現・発展に貢献するとともに、グリーンファイナンスに積極的な金融機関への融資機会の提供を通じて、グリーンファイナンスの発展にも寄与することが可能になると考えています。

評価結果

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株式会社日本格付研究所(JCR)より、「JCRグリーンファイナンス・フレームワーク評価」の最上位評価である「Green 1 (F)」を取得しています。

今後の取り組み方について

本投資法人は、オフィスビルを主とする安定したポートフォリオを構築し、上述の適格クライテリアを満たす物件も約4割(延床面積ベース)保有しております。
また、本投資法人は、保有物件に係るエネルギー使用量・温室効果ガス(GHG)排出量・水使用量・廃棄物重量について、それぞれに削減目標を設定のうえ各種施策を実施し、保有物件の環境・省エネ対応やエネルギー利用の効率化を推進しています。
引き続き環境認証の取得やグリーンファイナンス等も実施し、サステナビリティへの取組みを推進していく方針です。

お客さまの声

本投資法人及び本資産運用会社は、資産運用に当たり、持続可能な社会の実現を目指すことが中長期的な投資主価値の向上に資するものと考えており、「サステナビリティ方針」や「環境方針」を定め、環境負荷の低減やステークホルダーとの連携・協働などに努めています。

また、本資産運用会社では、2021年10月にTCFD(気候関連財務情報開示タスクフォース)提言への賛同を表明するとともに、運用する投資法人ごとの対応に加えて本資産運用会社全体で気候変動リスク対応を含むESGへの取組みを推進するため、同年11月に新たにサステナビリティ推進室及びサステナビリティ推進委員会を設置しました。

今後も、持続可能な社会の実現と、中長期的な投資法人の価値向上を目指し、より一層、サステナビリティへの取組みに力を入れてまいります。また、サステナビリティへの取組みの推進に当たっては、投資主の皆様をはじめ、運用物件を通じて本投資法人及び本資産運用会社に関わる様々なステークホルダーの皆様との対話を重視するとともに、適切な情報開示にも努めてまいります。引き続きご支援の程、よろしくお願いします。

  • ケネディクス・プライベート投資法人
  • 執行役員 市川 徹志 様