Oliveフレキシブルペイとは

Oliveフレキシブルペイは、SMBCグループのモバイル総合金融サービス「Olive」でアカウントを開設した人に発行されるオールインワンカードです。

三井住友銀行口座のキャッシュカード機能とキャッシュレス決済機能が一体となっており、キャッシュレス決済では、デビットカード・クレジットカード・ポイント払いの3つの決済方法を利用できます。その都度、利用したい決済モードを選んで支払える点が特徴です。

また、Oliveでは口座管理や決済に加え、証券口座やローン、保険などの金融サービスも利用でき、1つのOliveアカウントでまとめて管理できます。

Oliveとは?

Oliveフレキシブルペイは口座と一体型のカードで、申込対象は日本国内在住の個人です

  • カードランクによっては、日本国内在住の18歳以上(クレジットモードは20歳以上)の個人が対象です。

三井住友カードのNL(ナンバーレス)とは

三井住友カード(NL)は、三井住友カード株式会社が発行するナンバーレス仕様のクレジットカードです。券面にクレジットカード番号や有効期限、セキュリティコードが印字されていないため、クレジットカード情報を盗み見されにくく、セキュリティ性を高めています。

なお、三井住友カード(NL)の一般ランクの申込対象は、日本国内在住の18歳以上の個人(高校生を除く)です。

【比較表】Oliveフレキシブルペイと三井住友カード(NL)の違い

以下の表で、Oliveフレキシブルペイと三井住友カード(NL)の主な違いを比較します。

Oliveフレキシブルペイ 三井住友カード(NL)
決済機能
  • デビットモード
  • クレジットモード
  • ポイント払いモード
  • 追加した支払いモード
クレジットカード
支払口座 三井住友銀行のみ 自由に指定できる
ポイント還元率 最大20% 最大18.5%
国際ブランド Visa Visa、Mastercard®
ランク(グレード)
  • Oliveフレキシブルペイ 一般
  • Oliveフレキシブルペイ ゴールド
  • Oliveフレキシブルペイ プラチナプリファード
  • Oliveフレキシブルペイ Visa Infinite
  • 三井住友カード(NL)
  • 三井住友カード ゴールド(NL)
  • 三井住友カード プラチナプリファード
  • 三井住友カード Visa Infinite
年会費(一般カードの場合) 永年無料 永年無料
付帯特典
  • 旅行傷害保険
  • 基本特典
  • 選べる特典
  • 旅行傷害保険

ここからは、それぞれの違いを1つずつ見ていきましょう。

決済機能

Oliveフレキシブルペイは、デビットモード・クレジットモード・ポイント払い(Vポイントでの支払い)の3つの決済機能を備えており、他社発行のクレジットカードを「追加した支払いモード」として登録できます。

一方、三井住友カード(NL)は、クレジットカード決済のみ利用できます。

支払口座

Oliveフレキシブルペイでの利用代金は、Oliveアカウントにひも付けた三井住友銀行の普通預金口座から引き落とされます。

一方、三井住友カード(NL)は、申込時に希望する銀行口座を支払口座として設定できます。三井住友銀行以外の銀行口座も設定可能です。

ポイント還元率

Oliveフレキシブルペイをデビットモードまたはクレジットモードで利用した場合、200円(税込)の利用につき「Vポイント」が1ポイント貯まります。ポイント還元率は0.5%です

  • 「Oliveフレキシブルペイ プラチナプリファード」「Oliveフレキシブルペイ Visa Infinite」の場合は還元率が1.0%です。

三井住友カード(NL)も同様に、200円(税込)の利用につき「Vポイント」が1ポイント、0.5%のポイント還元率です

  • 一般ランクの場合

なお、どちらのカードも、Vポイントアッププログラムを利用することでポイント還元率を高められます。Vポイントアッププログラムは、スマートフォンのタッチ決済や対象サービスの利用などに応じて還元率が加算される仕組みで、Oliveフレキシブルペイは最大20%、三井住友カード(NL)は最大18.5%までアップします。

Vポイントアッププログラム|概要・対象店舗(コンビニ・飲食店)、Olive(オリーブ)・SBI証券等の対象サービス : 三井住友銀行

国際ブランド

Oliveフレキシブルペイの国際ブランドはVisaのみです。一方、三井住友カード(NL)はVisaまたはMastercard®の2種類から選べます。

ランク(グレード)

Oliveフレキシブルペイには、「Oliveフレキシブルペイ 一般」「Oliveフレキシブルペイ ゴールド」「Oliveフレキシブルペイ プラチナプリファード」「Oliveフレキシブルペイ Visa Infinite」の4つのランクがあります。

三井住友カード(NL)には、「一般」と「ゴールド」があります。また、カード名称に(NL)という記載はないものの、「プラチナプリファード」「Visa Infinite」もナンバーレス対応しています。合わせて4つのランクがあります。

年会費

Oliveフレキシブルペイと三井住友カード(NL)は、ランクによって年会費が異なります。

ランク Oliveフレキシブルペイ
Oliveフレキシブルペイ 一般 永年無料
Oliveフレキシブルペイ ゴールド 5,500円(税込)
Oliveフレキシブルペイ プラチナプリファード 33,000円(税込)
Oliveフレキシブルペイ Visa Infinite 99,000円(税込)
ランク 三井住友カード(NL)
三井住友カード(NL) 永年無料
三井住友カード ゴールド(NL) 5,500円(税込)
三井住友カード プラチナプリファード 33,000円(税込)
三井住友カード Visa Infinite 99,000円(税込)

ゴールドランク以上は基本的に年会費がかかりますが、年間のカード利用額などの条件を満たすことで、翌年以降の年会費を実質無料にすることも可能です。

例えば、ゴールドランクのOliveフレキシブルペイと三井住友カード(NL)は、年間100万円以上利用すると、翌年以降の年会費が永年無料になります。

また、Oliveフレキシブルペイおよび三井住友カードの「プラチナプリファード」は40万円以上、「Olive Infinite」および「Visa Infinite」は100万円以上を入会月の3ヵ月後末までに利用すると、年会費相当額を上回るVポイントが還元されます。翌年以降も年間利用額に応じて、年会費相当額以上のポイント還元を受けることが可能です。

付帯特典

Oliveフレキシブルペイは、カードの特典に加えて、銀行サービスに関する特典も付帯されています。

カードの特典としては「海外旅行傷害保険※1」があり、銀行の特典としては、ATM利用手数料や振込手数料などが優遇される「基本特典」と、毎月好きな特典を選択できる「選べる特典」があります。

Oliveフレキシブルペイ 一般の「選べる特典」の内容は以下のとおりです。

【選べる特典】
  • 特典1.給与・年金受取特典:毎月Vポイント200pt(年間2,400pt)
  • 特典2.対象のコンビニATM手数料:月1回無料※2
  • 特典3.Vポイントアッププログラム:還元率が+1%※3
  • 特典4.ご利用特典:毎月Vポイント100pt

一方、三井住友カード(NL)に付帯される特典はクレジットカードの特典のみです。一般ランクの場合は「海外旅行傷害保険」が付帯されています。

  • ※1カードランクによっては海外・国内旅行傷害保険が付帯されます。
  • ※2対象はイーネットATM・ローソン銀行ATM・セブン銀行ATMです。なお、Oliveアカウント契約口座の取引にかかる手数料のみ対象になります。
  • ※3Olive 一般または Olive ゴールドの場合は最大+1%、Olive プラチナプリファードの場合は最大+2%、Olive Infiniteの場合は最大+3%となります。また、Oliveアカウントをお申し込みいただいた当月と翌月については、Oliveアカウントのランクに関わらず最大+2%となります。

Oliveフレキシブルペイが向いている人

2つのカードの違いをふまえると、以下のような人にはOliveフレキシブルペイが向いているでしょう。

  • 用途に応じて複数のカードを使い分けたいものの、できるだけ1枚にまとめたい人
  • 銀行・証券・保険・ローンなど、複数の金融サービスを一元管理したい人
  • 三井住友銀行を支払口座として利用している人
  • 効率的にポイ活をしたい人

Oliveフレキシブルペイは、SMBCグループのOliveアカウントを持っている人だけが所有できるカードです。複数の決済機能を利用できるだけでなく、金融サービスをまとめて管理できる利便性や、Vポイントを効率よく貯められる仕組みが魅力です。

三井住友カード(NL)が向いている人

以下のような人には、三井住友カード(NL)が向いているでしょう。

  • 三井住友銀行以外の銀行口座を支払口座にしている人
  • Mastercard®のクレジットカードを利用したい人
  • デビットカードやポイント払いの機能を必要としない人
  • クレジットカードを2枚持ちしたい人

三井住友カード(NL)は、支払口座を自由に設定できるほか、VisaとMastercard®の2つの国際ブランドから選択できる点が特徴です。シンプルなクレジットカード機能を求める人や、用途に応じてカードを使い分けたい人に適しているでしょう。

Oliveと三井住友カード(NL)は2枚持ちできる?

Oliveフレキシブルペイと三井住友カード(NL)は、それぞれ利便性や安全性、お得さといった魅力があります。どちらを選ぶか迷っている場合は、2枚持ちを検討するのも1つの方法です。

すでに三井住友銀行の口座を持っている人は、Oliveアカウントへ切り替えることで、Oliveフレキシブルペイを作成できます。一方、すでに三井住友カード(NL)を持っている場合は、Oliveフレキシブルペイへ切り替えることはできません。新規でOliveアカウントを申し込み、開設手続き完了後にOliveフレキシブルペイが発行されます。

なお、「SBI証券のクレカ積立」で利用できるカードは、Oliveフレキシブルペイ(クレジットモード)または三井住友カード(NL)のどちらか一方のみです。2枚持ちしている場合でも、両方のカードで「SBI証券のクレカ積立」はできないため注意しましょう。

Oliveと三井住友カード(NL)を2枚持ちするメリット

Oliveと三井住友カード(NL)を2枚持ちするメリット VisaとMastercardの両方を利用できる Vポイントの合算で効率的にポイ活ができる 決済方法や支払口座を使い分けられる 複数の付帯保険を使い分けられる Vpassアプリでまとめて管理できる

Oliveフレキシブルペイと三井住友カード(NL)を2枚持ちすることで、それぞれの特徴を生かした使い分けができます。ここでは、両方のカードを保有する主なメリットを紹介します。

VisaとMastercard®の両方を利用できる

Oliveフレキシブルペイの国際ブランドはVisaのみですが、三井住友カード(NL)ではMastercard®を選択できます。

2枚のカードで異なる国際ブランドを持つことで、利用できる加盟店の選択肢が広がり、カード決済を利用できる場面も増えるでしょう。結果として、Vポイントを効率よく貯めやすくなります。

Vポイントの合算で効率的にポイ活ができる

Oliveフレキシブルペイと三井住友カード(NL)でそれぞれ貯まったVポイントは、同じSMBC IDにまとめられます。

保有ポイントが合算されることで、ポイントを利用する際もまとめて使えるようになり、より効率的なポイ活につながります。

決済方法や支払口座を使い分けられる

Oliveフレキシブルペイと三井住友カード(NL)を2枚持ちすることで、決済方法や支払口座を目的に応じて使い分けられます。

例えば、三井住友カード(NL)はクレジットカード機能のみで、支払口座も自由に設定できます。そのため、大きな買い物用のクレジットカードとして利用し、サブ口座から引き落とすといった使い方が可能です。

一方、Oliveフレキシブルペイは即時決済のデビットモードやポイント払いモードにも対応しているため、メイン口座にひも付けて日常的な支払いに利用できます。

このように決済方法や支払口座を使い分けることで、家計管理もしやすくなるでしょう。

複数の付帯保険を使い分けられる

Oliveフレキシブルペイと三井住友カード(NL)には、どちらも「選べる無料保険」が付帯されています。どちらのカードも初期設定では海外旅行傷害保険が付帯されていますが、希望に応じて7つの補償プランから選択し、付帯保険の変更が可能です。

2枚持ちすることで、例えば1枚は「海外旅行傷害保険」、もう1枚は「日常生活安心プラン(個人賠償責任保険)」を設定するなど、用途に応じて保険を使い分けられます。さまざまなリスクに備えやすくなる点がメリットです。

Vpassアプリでまとめて管理できる

Oliveフレキシブルペイは三井住友銀行アプリ、三井住友カード(NL)はVpassアプリで、それぞれカードの管理機能を利用できます。

また、2つのアプリは連携できるため、カードを2枚持ちしている場合でも、1つのアプリでポイント還元や支払機能、家計管理などをまとめて行えるのが特徴です。

例えば、これまで三井住友銀行アプリのみを利用していた場合でも、Vpassアプリと連携することで、三井住友カードのお得なサービスやキャンペーンを活用できるようになります。カード管理の利便性に加え、利用できるサービスの幅も広がることが期待できます。

まとめ

SMBCグループから提供しているデジタル口座のOliveフレキシブルペイは、キャッシュカード機能と、デビット・クレジット・ポイント払いの3つの決済機能を1枚に集約したオールインワンカードです。一方、三井住友カード(NL)は、三井住友カード株式会社が発行するクレジットカードです。

Vポイントの還元や還元率、年会費などに共通点がある一方で、決済機能の種類や支払口座、国際ブランドの種類、ランク数、付帯特典などには違いがあります。それぞれの特徴を理解し、自分の利用スタイルに合ったカードを選びましょう。

どちらを選ぶか迷う場合は、Oliveフレキシブルペイと三井住友カード(NL)の2枚持ちも選択肢の1つです。アプリ連携やポイント合算もできるため、2枚のカードを上手に使い分けることで、利便性やお得度をさらに高められるでしょう。

  • 2026年8月現在の情報です。今後、変更されることもありますのでご留意ください。
續恵美子
ファイナンシャルプランナー(CFP®、ファイナンシャル・プランニング技能士)。
生命保険会社にて15年勤務したあと、ファイナンシャルプランナーとしての独立を目指して退職。その後、縁があり南フランスに移住。夢と仕事とお金の良好な関係を保つことの厳しさを自ら体験。
渡仏後は2年間の自己投資期間を取り、地元の大学で経営学修士号を取得。地元企業で約7年半の会社員生活を送ったあと、フリーランスとして念願のファイナンシャルプランナーに。生きるうえで大切な夢とお金について伝えることをミッションとして、マネー記事の執筆や家計相談などで活動中。

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