一年に一度、
日本プロ野球界ナンバーワンチームを決める戦い。
それがSMBC日本シリーズです。
出場を勝ち取るまでの苦労、
これまでの歴史や成績、
最後まで見逃せない劇的な展開まで。
最高峰の決戦は、
語り尽くせない魅力にあふれています。
そこでSMBC日本シリーズに
まつわるデータをもとに、
そのスゴさを
厳選してご紹介していきます。

SMBC日本シリーズに挑戦するには、一年を通じて戦い抜かなければいけません。
まずは、リーグ優勝をかけて戦うレギュラーシーズンで「143試合」。
次に、各リーグ上位3チームで戦うクライマックスシリーズが行われ、
リーグ優勝したチームでも、リーグ2位・3位チームの勝者と戦います。
ファーストステージでは最大3試合、ファイナルステージでは最大6試合、
これらの戦いを勝ち抜いて、初めてSMBC日本シリーズ に挑戦できます。


日本シリーズの第1回大会は、1950年(昭和25年)に開催されました。
セ・リーグとパ・リーグに分かれて、
当時はリーグ優勝チーム同士が日本一をかけて対戦するシリーズとして創設。
昭和から平成、令和へ、時代が変化しながらも毎年開催されてきました。
そして、令和最初の日本一を決めたSMBC日本シリーズ2019で、
記念すべき第70回大会を迎えることになりました。


2021年までに、SMBC日本シリーズ は全72回開催されています。
これまでのセ・パ両リーグ通算優勝成績を振り返ってみると、
セ・リーグ36回優勝(206勝)、パ・リーグ36回優勝(211勝)と全くの互角。
SMBC日本シリーズ 2022の優勝チームはもちろん気になりますが、
両リーグの通算優勝成績も見逃せないポイントになりそうです。


2000年〜2021年までの日本シリーズから、優勝チームの第1戦の勝敗結果に注目。
全22試合の内、勝ち13試合、負け8試合、引き分け1試合という結果です。
こちらを基に計算すると、第1戦で勝利した場合は約60%という優勝確率に。
4戦先勝という短期決戦ですが、第1戦の勝敗だけでは、優勝の行方はわからないようです。
※優勝確率は、小数点第2以下四捨五入で計算しております。


野球やソフトボールでよく見聞きする「サヨナラゲーム」。
これは、後攻チームが9回や延長回の攻撃で得点。
その時点で勝利が確定して、3アウトを待たずに試合終了することです。
過去の日本シリーズでは、劇的なサヨナラゲームで、
日本一が決着したシリーズが4度もありました。
最後の最後まで、劇的なサヨナラゲームを信じて応援しましょう。


過去には次のような劇的な展開も。
1958年、1986年、1989年の過去3度、
「3連敗からの4連勝」という逆転日本一が繰り広げられたシーズンがあります。
ちなみに1986年シーズンは、第1戦が引き分け。
そこからの3連敗4連勝となり、
シリーズ史上初めて第8戦が開催された年でもあります。


昨年、東京ヤクルトスワローズが優勝を決めた
SMBC日本シリーズ2021第6戦は延長12回、5時間に及ぶ大熱戦となり、
試合時間は史上2番目の長さでした。ちなみに日本シリーズ最長時間試合は、
2010年11月6日第6戦・中日ドラゴンズ対千葉ロッテマリーンズ戦、
シリーズ史上最長の5時間43分に及ぶ大熱闘(延長15回、2対2引き分け)。
一方、最短時間試合は1952年第5戦・南海ホークス対読売ジャイアンツ戦で1時間35分。
今年はどんな白熱した戦いが繰り広げられるのか、見逃せません。
