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不動産担保ローンとは?メリット・デメリットや利用の流れを解説

不動産担保ローンは、土地および建物等を担保にすることで高額の借り入れができるため、まとまったお金が必要なときに役立つ金融商品です。

この記事では、不動産担保ローンのメリット・デメリット、申込に必要な書類および利用の流れを紹介します。カードローンとの違いも解説しているため、ぜひ最後までご覧ください。

不動産担保ローンとは

不動産担保ローンとは、土地、住宅等の建物を担保にお金を借りられる金融商品です。
担保にする不動産は自分名義以外に、家族名義または法人名義でも可能な場合もあります。

担保とは、融資を受けた後、万一返済不能になってしまったときの返済保証として、金融機関に差し出すものです。

担保となり得る不動産の種類は、主に以下の通りです。
  • 土地
  • 一戸建て
  • 区分マンション
  • 一棟マンション
  • 一棟アパート
  • 駐車場 等

不動産担保ローンは、住宅ローン等と同じ有担保ローンの一種です。

一方で、カードローン、クレジットカード付帯のキャッシング機能、および医療ローンのように担保を必要としないローン商品は、無担保ローンと呼ばれています。

カードローンは基本的に無担保で借り入れができるケースが多いですが、なかには有担保の商品もあるので注意しましょう。

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不動産担保ローンのメリット

まずは、不動産担保ローンのメリットを紹介します。

高額の借り入れがしやすい

不動産を担保とする不動産担保ローンは、無担保ローンに比べて借入可能額(借入限度額)が高く設定されるケースが多いです。

無担保ローンの借入可能額(借入限度額)は10万〜800万円ほどが多いですが、不動産担保ローンの場合、億単位の借り入れができることもあります。

ただし、不動産の担保掛目は7割程度が目安となります。1,000万円の価値がある不動産でも、借入可能額(借入限度額)は700万円となることが多いので、注意しておきましょう。

資金使途は自由

不動産担保ローンは、住宅ローンおよび不動産投資ローンのように、不動産の購入を目的としたローンではありません。そのため、不動産担保ローンの資金使途は、原則自由です。

借りたお金は、事業資金、入学金等の教育資金、または入院費等の医療費等、さまざまな用途で使うことができます。

金利を低く抑えられる

不動産担保ローンは、無担保ローンに比べて金利が低く設定されています。

なぜなら、不動産という担保がある分、回収不能となるリスクを抑えられるからです。

低金利で借り入れができれば、返済総額が抑えられるため、負担の軽減につながるでしょう。

借入期間が長い

借入期間が長いことも、不動産担保ローンのメリットです。

金融機関等によって異なりますが、借入期間は1〜30年、最大で35年というケースもあります。

借入期間が長ければ長いほど、月々の返済金額を少なく設定することができます。

不動産担保ローンのデメリット

メリットの多い不動産担保ローンですが、以下のようなデメリットも存在します。

担保を失うリスクがある

土地および建物等の不動産を担保として不動産担保ローンを契約する場合、万一返済不能となってしまったら、その不動産は差し押さえられ、売られてしまう可能性があります。

担保として差し出すということは、それを失うリスクがあるということを忘れないようにしましょう。

費用と時間がかかる

不動産担保ローンの契約時には、手数料等の費用がかかることも理解しておきましょう。

金融機関によって異なるものの、事務手数料、登記費用および印紙代等の費用がかかるのが一般的です。具体的な金額は、借入金額によって異なり、数十万円かかるケースもあるので、注意しておきたいポイントです。

また、不動産担保ローンは高額の借り入れができる分、審査に時間がかかるケースが多いです。仮審査で数日、本申込から融資までは数週間ほどが目安となるため、今すぐお金を借りたいときには不向きです。

数日以内にお金が必要な緊急性の高いときは、カードローンまたはキャッシングを利用するとよいでしょう。

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不動産担保ローンを利用するときの流れ

不動産担保ローンを利用するときの基本的な流れは、以下の通りです。

  • 1.相談・仮申込【お客さま】
  • 2.仮審査【金融機関】
  • 3.本申込【お客さま】
  • 4.本審査【金融機関】
  • 5.契約【お客さま】
  • 6.融資実行【金融機関】

仮申込後の仮審査は数日間かかる場合が多いです。仮審査に通過したら、申込書に必要書類を添えて、本申込を行います。

本審査では勤務状況の確認、担保物件の現地調査等が行われるため、数週間は見ておいたほうがよいでしょう。

本審査通過後は、契約、融資実行という流れです。

不動産担保ローンの申込に必要な書類

不動産担保ローンの申込に必要な種類は、以下の通りです。
  • 申込書・同意書
  • 本人確認書類(マイナンバーカード、運転免許証、在留カード等)
  • 住民票の写し
  • 印鑑証明書
  • 収入・納税状況を示す書類
  • 金融資産を確認できるもの(預貯金、有価証券、生命保険等)
  • 担保不動産関係書類
  • ほかの借り入れの状況が分かるもの(ローン返済予定表等) 等

必要書類は金融機関等によって異なります。追加で書類提出を依頼される場合もあるので、速やかにそろえて提出しましょう。

不動産担保ローンとカードローンはどちらがおすすめ?

不動産担保ローンと同じく、資金使途が自由なローン商品としては、カードローンもあります。不動産担保ローンとカードローンの違いは、担保が必要か、必要でないかです。

カードローンにも、不動産等を担保にした有担保ローンの商品もありますが、一般的には無担保ローンが多数となっています。

また、カードローンのメリットは、担保なしで借り入れができる以外にも、申込から借り入れまでの期間が短い点が挙げられます。

申込から最短当日に審査が完了するカードローンもあり、スピーディさが魅力です。今すぐ少額でお金を借りたい方は、不動産担保ローンよりもカードローンを検討してはいかがでしょうか。

ただし、カードローンは不動産担保ローンよりも金利が高くなるケースが多いため、長期借入の場合はその分利息負担が大きくなる点に注意しましょう。

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不動産担保ローンは高額の借り入れも可能!少額ならカードローンを検討しよう

土地および建物を担保に借り入れができる不動産担保ローンは、借入可能額(借入限度額)が高く資金使途も自由のため、事業資金、教育費用または入院等の医療費等、さまざまな使い方が可能です。

無担保ローンに比べて金利が低く、長期借入も可能なため、返済時の負担も抑えられます。

ただし、不動産担保ローンは審査に時間がかかります。また、万一返済不能となった場合は担保にしていた不動産を失うことになるため、計画的な利用が必要です。

少額のお金を今すぐ借りたい方には、不動産担保ローンよりも審査期間が短いカードローンがおすすめです。

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